デザインで楽しいと感じるとき

デザインやってて楽しいと感じるときってなんだろう。

あらたまって聞かれるとすぐ答えられない自分がいました。

理由は単純で「漠然と楽しい」と思うことはあっても「なぜ楽しいと思ったのか」を言語化したことがなかったためです。

なので今回はぼくがデザインを通して楽しいと思った瞬間についてゆるっと述べていこうと思います。(自己満回です。許して。)

ぼくが「楽しい」と思う瞬間は大きく分けて3種類あります。

  1. 自分のデザインを通して誰かの課題を解決できたとき

  2. 過去の自分のデザインクオリティを超えたと感じたとき

  3. 自分のデザイン/制作物で人を笑顔にできたとき

1.自分のデザインを通して誰かの課題を解決できたとき

これば言わずもがな「デザインの役割」というか、求められていることに対してきちんと応えられたという達成感が「楽しい」と感じる1番の要因だと思います。頼まれる前にそのインサイトに気づき作ったものが課題解決に繋がろうもんならもう最高ですよね。

あえて言い換えるとしたら「成功体験を得たとき」かなと思います。どうやったら課題解決できるのか、期限は?要件は?解決案がいくつもあるとしたら最適解はどれか。などぐぐっと考えて手を動かし、できたものが課題解決につながればそれば立派な成功です。成功を自覚できたらやっぱ嬉しいし、その過程も後から考えれば楽しかったな、と思えます。

2.過去の自分のデザインクオリティを超えたと感じたとき

単純に言えば「成長を実感したとき」ですね。できなかったことができるようになる、思いつかなかったものが思いつくようになる、といった過去の自分と比較して「今はその時と違う自分であること」を自覚できた時「楽しい」と感じます。

良くも悪くも一番自分を知っているのは自分です。その自分が「変わった、成長した」と思えるならそりゃ嬉しいですし、やってきたことを継続したいと思うし、やりがいや楽しさも芽生えてきます。

3.自分のデザイン/制作物で人を笑顔にできたとき

個人的に一番楽しいときです。

人が笑顔になる瞬間っていろんなシチュエーションが考えられますが、ぼくはとりわけ人が「面白くてつい笑顔になってしまう」というところに楽しさを感じている気がします。

あまり大きな声では言えないですが、たまに業務中でも「あ、これやったら笑ってくれそう」と思いついたものはささっと作ってしまったりします。

例えばこれ。RUNTEQ受講生ならご存知、RUNTEQのエンジニア講師「ふぁらお」さんの画像を「それっぽく」加工したネタ画像です。

誰に頼まれるわけでもなく、ただPhotoshopのAI生成機能をキャッチアップしている中で「ふぁらおさんがエジプトにいたら面白いな」と思って10分くらいで作ったものです。(画像についてはふぁらおさん本人以外は使用しないでください!!!!!!!!!!!!!!!)

ただ単純にその場で面白くなればいいなと思って作ったものですが、Slackのアイコンとして使用いただいています(笑)。自分で作ったものが人に気に入ってもらえるのはデザイナー冥利に尽きますね。

まとめるとぼくが楽しいと感じる瞬間は下記3点

  1. 自分のデザインを通して誰かの課題を解決できたとき

  2. 過去の自分のデザインクオリティを超えたと感じたとき

  3. 自分のデザイン/制作物で人を笑顔にできたとき

これらを本質的な要素に分解すると

「成功体験を得たとき」「成長を実感したとき」「人を笑顔にしたとき」の3点。

意外だなと思ったのは「やっている最中より、やった後に振り返ったときに楽しいと感じる」ことが多いことです。やっている最中に楽しい感情はなくてもそれは自然なことで、後天的に「楽しさ」は現れるケースも少なくないのかなぁと。

また「成功体験を得たとき」「成長を実感したとき」「人を笑顔にしたとき」の3点ってデザインに限った話じゃないと思いました。

もし今やっていることが楽しくなくても、後々振り返ったら楽しいものになってるのかもしれません。

逆に、いまやっていることをどんな形でもやりきらないと「楽しさ」には繋がらないのかもしれません。

そんな気がしました。

楽しいって奥が深いですね。まずは終わらせることが楽しさを見つける第1歩なのかも。

今日はここまで。

@hakumai0kcal
RUNTEQでコミュニケーションデザインを中心にしているデザイナーです。