シーツの染みを撫でる。皮膚病の彼は裸を見られるのを拒む。あまりコンプレックスに対して無関心そうな人でも、無関心な人なんていないんだと思った。痛かったり痒かったりしなければそれでいいのだ、つらかったら薬を塗らせて欲しいだけなので。
好きな人が彼氏になった。ある日好きと伝えあってというより、再確認という形。夜電話中まだ付き合ってないと思ってた私に、付き合ってると思ってた、言葉足らずでごめんと訪ねてきた。恋愛に関わらずわかってると思ったら口に出さないらしい。その癖を自分でわかってるならまだいいだろうと思ったけど、付き合ってると思ってたって言われた時はさすがにびっくりしたぜ。晴れて恋人。孤独は愛するくせに恋愛依存してしまうので、適度に自分の趣味を愛し続けなければならないね。大事にするずっと一緒におってくれって言われて、尽くせる言葉全てで愛を伝えてくれたことに嬉しくなった。私も大事にするし最後の人になって欲しいと思ってるよ。頑張ろうね。
仕事も終わり、疲れながら帰宅。先輩が少し家に来たのでお茶を飲みながら話す。その後会社の送別会に顔を出して、人の2倍食べたのに若い女の子だからお会計は出せなかった。ご馳走様でしたって可愛く言えばいいのって言われて、なんだかなと思いながら可愛くした。疲れた。いい焼肉だったのに。でもエネルギーにはなったね。お酒も結構飲んだ。風呂には多分入れない。お世話になった人、2年間ありがとう。ご飯に行ったり出かけたりしたのももう思い出として、あなたの明るさは安定的で安心できた、すごくありがたかった。さよなら。
フライデーズハイ/penthouse