推しの名前をどうしても伏せがちな話

観劇納めと推し納めのため移動中の電車からお送りします。

わたしは推しの名前をめちゃくちゃ伏せがちである。特に3次元の。理由は大きくふたつある。

①エゴサに引っかかりたくない:これは古の、20年くらい前からオタクしてるなら覚えがある感情ではないだろうか。二次創作も今よりもっと見つからないように隠れろ!という風潮があったように思うし(女性向け界隈だけか?)、Twitterとかも無かったからクローズドな雰囲気があった。それを引きずっている。話している内容なんて結局「顔がいい」「尊い」「好き」「愛してる」くらいのことなので見られたところで……という感じではあるのだが、自分という個を認識されたくないので伏せがちになる。推しを愛する有象無象の一部でいられればそれで良いのだ。「あなたを応援している人がちゃんといるよ」ということが伝われば良い。それだけ。

②同担からの捕捉から逃げたい:これは完全に自分の経験からの動機だが、一度とある声優さんの初ソロライブのお知らせが飛んできてTwitterで大騒ぎして、当時仲良しだった相互にチケ取りのお手伝いを頼んだことがある。ぶっちゃけ今となっては当たり前の文化になったが、それが見知らぬ同担の癪に触ったらしい。当時の2ちゃんに晒されるわ、直リプで暴言吐かれるわ、挙句声優さんのオフィシャルブログのコメント欄に「こんな人たちがいるのでなんとかしろ」とツイートをコピペされた。もちろんわたしだけではなく、同じように協力を募っていた見知らぬ同担も数名、そして自分だけなら良かったが、手伝いを申し出てくれた相互も被害を受けた。そんな訳で、同担から出来うる限り見つからないようにしている。

実はその事件以来、同担と仲良くなっても百害あって一利なしと、同担拒否を貫いている。仲良くできねえわ、と思ってしまったのである。どちらにせよ同担の友達を作ったところで、オタク皆が殺意をおぼえるランダム商品では協力ができない。昨日の友は今日の敵になってしまう。

とまあ、そんな訳で推しの名前を伏せがちなのだが、最近はちゃんと名前を出した方が良さそうである。マーケティングでSNSが重要視されるからだ。ひっそりと応援してたいわたしからすると非常に困る。

……でもしずインならそんなに見つからないだろうし、今ここで3次元の推しの名前を叫んで、2023年しずイン書き納めとしようと思う。

太田基裕と五十嵐拓人とBE:FIRSTのMANATOはいいぞ!!!!!!!!!

ご清聴ありがとうございました。みなさま良いお年を。

@hamitosan
オタク。短歌。ADHD当事者。 はみと→onelinkers.com/user/hamito_hermit ういなつ→lit.link/uinatsu