短歌をやめるかもしれない、とXの短歌アカウント(=ういなつ)のほうでつぶやいた。
世界が狭いのだ。どこかに所属していないといけない、というような空気が感じられてしまって、好きなことをする時くらい縛られずフワフワほっつき歩いていたいタイプのわたしにとってはわりと苦痛だ。
ほっつき歩いていたいけれども向上心と自己顕示欲はそれなりに持ち合わせているため、自分の技量を測る場は欲しい。自分の作るものについて、どんなものが足りないのか、どんなところが良いのかは知りたい。けれども、知るためには結社にお金と時間を費やさねばならない。正直なところ、「なんだかなあ」である。
昨日、久しぶりにXの方で二次創作短歌のハッシュタグ企画に参加した。そうそうこういうのだよこういうの。参加するハードルが低くて気軽に投げられるもの。しばらく二次創作短歌から離れていたので、純粋に詠むことが楽しかった。ま、いいねは少し貰えても感想は貰えないのだけど。
「わからない」ことを「わかって」いく過程に達成感や楽しさを感じるタイプなので、独学では進まないものが苦手だ。実際にやってみて手触りを確かめて動きたい。独学だからこそフワフワとあちらこちらへ顔を出して知見を得ていくから、どこかへ「所属する」のは難しい。
創作は難しくて孤独だと思う。やめられないのは、それでも楽しいことがあるのを知っているからだけど。