以前、水彩画のオンライン講座を受けた際に講師から「完璧ではなく完成を目指しましょう」と言われた。それは結構な衝撃だった。完璧といえば聞こえはいいが、創作におけるそれに答えはない。否、あるのかもしれないけれど基準が曖昧で要は自分次第なのだ。
デジタルイラストは簡単に修正が出来るため完璧を目指すほど絵は仕上がらない。完成形を描けないと到達点すら見えてこない。趣味で描く絵ならどれだけ時間をかけようと満足するまでやればいい。けれども延々と続けるのは存外難しいもの。完成させることが絵を描くモチベーションにも繋がるようだ。
今はまだイラストを学ぶ過程なので作画コストを無視して描いているが、当然仕事としてやっていくことはできない。"完成イメージを描けるか"が鍵になりそう。とりあえず、大学の課題イラストを完成させろよ、自分。