Threadsが賑わってた。やっぱり同じように感じている人がたくさんいるんだなと思った。
新しいことに挑戦したい人を心から応援したい。だからこそ気になってしまうことがある。
何かに課金し続けているのに思うように技術が身につかず、でも「教える側」「商材を売る側」に回ってしまう構図を見ることがある。挑戦する人の気持ちや努力は本物なのに、環境や方法が合っていないのかもしれない。
技術を身につけたいなら、実績のある人から直接学ぶのが一番確実だと思う。でも現実には、派手な広告に目を奪われてしまったり、技術習得よりも早く結果を出したいという気持ちが強かったりして、遠回りしてしまうことも多い。
「夢を応援しています」という言葉に惹かれる気持ちもよくわかる。新しいことを始める時、背中を押してくれる人の存在は心強いから。
最近、近しい友人が高額な講座を検討していて、すごく悩んだ。夢を否定したくはない。応援したい気持ちでいっぱい。でも同時に「それって本当にやりたいこと?」「そのお金と時間の使い方で本当にいい?」という思いもあった。
自分も似た道を通ってきたからこそ、「頑張ればできるよ」と「慎重に考えた方がいいよ」の間で揺れた。安易に「やってみなよ」とは言えなかった。
本気で挑戦すれば夢は叶うと思う。でも、正しい方向への努力と適切なサポートがあってこそ。
こういう話をすると「夢を壊すドリームキラー」と言われることもあるけれど、忠告と否定は全く違う。本当に応援したいからこそ、現実も含めて伝えたい。私自身も、そうやって軌道修正してもらったおかげで今がある。
残念ながら、一部のスクールの影響で業界全体への印象が悪くなっているところもある。「あそこの出身者は採用を控えている」という声を聞くこともある。これは本当に悲しいことで、真面目に学んでいる人たちにとって不利益になってしまう。
でも一方で、本当に良質な学び場もたくさんある。技術力のある講師陣がいて、実践的なカリキュラムがあって、卒業後もしっかりサポートしてくれるところ。そういう環境に出会えた人は、確実に成長している。
誰に出会うか、どこで学ぶかで、その後の道のりが大きく変わる。だからこそ、挑戦したい人には良い環境に辿り着いてほしいと心から願っている。
新しいことに挑戦する気持ちは本当に素晴らしい。その気持ちを大切にしながら、でも冷静に情報を見極めて、自分に合った道を見つけてほしい。
応援したいからこそ、現実的な視点も必要だと思う。この問題は確かに難しいけれど、一人でも多くの人が良い環境で学べるよう願っている。