昨日は随分真面目な(ちょっと鬱々しい)話をしてしまってなんとも自分らしくないなぁと思ったので、今日は楽しい話をしたい。
――と思っていたのだけれど、昨日ああして本音がわからないという本音をぶちまけたのが良かったのか悪かったのか、あの日記を書いた後すぐに寝たら色々発見があったので、またしても真面目な話だが、忘れてしまう前に書き連ねようと思う。
日記を投稿してすぐに横になったのだが寝付けなくて、なんとなく無心でイラストロジックを解いて眠くなるのを待っていたところ、不意に自分の脳裏に現職での出来事がぽつぽつと浮かんできた。
昨日の日記にも書いた、上司に嫌なことを言われて不快な思いをしたはずなのにそれを言語化できなかったことにはじまり、同日入社の妹分が独り立ちして実績を残していること(その裏には受け取り手のレベルに合わせて仕事を回して指示をするのが上手い上司がいることも)。その妹分は一人で出張に行くようにもなり、しっかり会社に貢献していることも。
じゃあ、自分は?何を貢献している?
私に活躍の場をくれる上司はいただろうか?
一瞬脳裏を過った劣等感とか羨望を、妹分にも上司にもあまりにも失礼だしこんなことを考える自分が情けないと振り払って、誰に聞かれているわけでも見られているわけでもないのに、その場でも表情と感情を取り繕ったことも。
気付けばボロボロと涙が出て来て止まらなくなっていた。
これも最近気づいたことだが、どうも自分は後ろ暗くて取り繕った本心に不意に自分で触れてしまった時、誰かにそれを見抜かれて指摘された時、それを話さなければいけない状況になったとき、いつも涙が出てしまうらしい。
珍しく気づけた本心を表に出すのに邪魔だし、相手に心配や迷惑をかけるし、泣いて解決すると思われるのも嫌だし、そんなこと微塵も思っちゃいないし、とにかく私としては嫌で嫌で仕方ない現象なのだが、その一方で誤魔化し過ぎて自分で言語化できなくなった本音を見つける目印でもあったりする。
昨晩は泣いて誰かに迷惑をかける状況ではなかったので、とりあえず我慢せずに泣いてみた。表では泣く傍ら、頭は妙にすっきりしていたものだから、スマホのブラウザを立ち上げて検索窓に打ち込んだ。
「本音 涙が出る」
そしてまぁ、見つけてしまったわけだ、昨日ぶちまけた本音の答え合わせを。
記事曰く、本音を言うときに涙が出ることは何もおかしな現象ではないらしく、大まかに「自分の本音は分かるがそれを表に出すことに戸惑いがあるタイプ」「本音が分かっていないから、本音そのものがストレスになるタイプ」「過去の経験から、本音を出すことにブレーキをかけているタイプ」の3つが居るのだそうで。あらら、2つ目、まさに自分が書いたことでは?と。
現にこの記事を読んでいてさらに涙がボロボロ出るのだから、先の本音を見つける目印の法則に従えば、まぁこれも図星を突いているんだろう。
自分なりに見出した処世術の一環で、本音を誤魔化して飲み込むことをやっとの思いで覚えたのに、またそれを表に出さなければいけないのかと思うと、実はちょっともやもやしたりもするわけだが、これから先、いつか自分の目指したい道を見出すうえで必要なんだとしたら、やっぱり本音を出す練習も必要なんだろう。いつまでも本音を見つけてはめそめそ泣いているわけにも行かないし。
ちなみに余談だが、大分泣いたからか翌朝(今朝)、化粧しようとしたら瞼が解りやすく腫れていて笑ってしまった。うーん、我慢せずよく泣いたからなぁ。
実はこの記事を書いている間もちょっと涙が出た場面があったりしたので、明日の朝も同じことになっているかも。明日は仕事だしあんまり余計なこと(でもないのだけど)考えずに寝ないと。