誰かに風景の綺麗なところへ案内してもらう夢を見た
丘のような山のような盛り上がった場所で緑が繁茂していた
芝草も木の葉も若い緑で芽吹いたばかりの新芽もたくさんあった
踏みしめる地面は新芽の絨毯でふわりと柔らかかった
「草木が芽吹くところ、○○○○」
案内してくれた人は日本語ではない響きの、おそらく地名を教えてくれた
確かに芽吹くところらしく、花はなく鮮やかな黄緑に溢れていた
ほんのりやさしいりんごのような甘い香りの空気は暑くなく寒くなく、空は青ではなく雲もなく太陽も無い、一面とても明るい霞がかった陽光の白だった
なんとなく、案内してくれたのは3月に亡くなった友人なのではと
目が覚めてから感じた