満を持して。ゴミ捨て場の決戦を観てきました。
本当に良い試合だった。最初のシーンからもう、感慨深さみたいなものがぐわーっと押し寄せてしまって、映画館を出る頃にはハンカチがびしょびしょになっていました。
ハイキュー‼︎は青春時代ドンピシャ世代なので、影響を受けてバレー部の仮入部に参加したり(腕が痛くてやめたけど)、ボールを買って放課後に友達と遊んでいたりしていたのを思い出します。
ずっと好きだけど、昔と今では楽しみ方が少し違うし、ゴミ捨て場の決戦に関しては、今の方がずっと感慨深く感じられる。漫画で読んだ時も思ったけど、これって「救い」の物語のような気がするんです。
人生における絶望って何、と聞かれたら、私は迷わず退屈と答えると思う。というか、それでちょっと鬱々としていた時期もある。だって、日常の楽しみは過ぎてしまえばちっぽけなものだし、どんなに素晴らしい出来事があったとしても、死んだら全部終わりになってしまう。じゃあ生きている意味って何? この先も虚無が待ち受けているだけなら、何を支えにして生きる気力を搾り出せばいいの? って頭がぐるぐるしてしまって、恵まれた悩みだし若さだな〜〜と思うけど、当時の自分にとってはものすごく苦しいことだった。
だから、楽しみには終わりがある恐怖とか、楽しいと思わせてくれるものの貴重さとか、これからの人生もきっと楽しいのだろうと確信できることの救い、みたいなものが、自分事として蘇ってきて、「彼ら」にとってもあの試合は、きっと人生における大事な瞬間だったんだろうなと思いました。
生きていてよかった、ここで息をしていられてよかった、これからも生きていたい。そんなふうに思える瞬間が、私にとっては一番幸福なことな気がする。
この人は今、そう思えたんだろうな、と感じられる瞬間がぎゅっと詰まっている試合だったから、異常なほど泣けてしまった。やっぱさ、物語に救われ続けてるよね。
とか言いつつ、好きなのは北信介さんだし、一番応援しているのは及川徹さんです。
中学時代の及川と影山の関係性が本当に好きで、北川第一中学を擦り続けて早十年選手なんですが、なぜか今まで漫画を持っていなかったので、この前ついに得ました。最強の自己投資じゃんな…って言いながらポチった。最後のほうはあんまり記憶がなかったからちょうどよかった。ブームに乗ってると思われそうだけど、ここ十年くらいずっとブームなんだから今さらだよね。何度読み返してもIH予選のVS青葉城西戦で足踏みをくらうので(理由は上記)全然進めないです。
人生楽しいな〜〜〜幸せです。