最近、Audibleにはまっている
もともと、Kindleで読むことも多いのだけど
通勤に車の運転をすることや、仕事で客先に移動するときも車を使うので、読書を耳からできないかなと、思ったのがきっかけだった。
さいしょは、スマホの読み上げ機能でkindleの電子書籍を読み上げてもらったりと試行錯誤していたけど、Audibleが出てからは、そんな試行錯誤をする必要もなくなり、とっても快適だ。
最初は、ビジネス本なり小説なりを1.5倍速やら2倍速やらで聞いていたけれど、なんだかあくせく働いているのに、移動中もあくせくしなきゃいけないのかと、なんだか生きることに疲れてしまった感じがふとして、ビジネス書を聴くのをやめた。
そんな時に出会ったのが、
よしもとばなな氏の「幸せへのセンサー」
Audible限定のエッセイだ。
一冊の本って、Audibleだと、だいたい4~5時間程度かかるんだけど、この本は(本っていうのはなんだか違和感があるなあ)、2時間27分と約半分。
そして読み手は、千葉雄大さん。
一瞬、女性の本を、男性が朗読することに違和感を感じたのだけど、それもいっときで、あっという間に慣れてしまった。千葉雄大さんの読み方がまた、吉本ばななさんの時間の流れにぴったり合っているような感じがして心地よい。
2倍速なんて、ケチ臭いことは封印して、1.0倍速で、ゆったりと聞く。車での移動時間が、こころにじんわりと染みわたるような贅沢な時間に変わってゆく。本を読むのと、耳から聞くのは雲泥の差がある。
視覚情報として、本を読む=字を読むと、脳に蓄積される感じがするが、耳から聞くと、身体の中心を通って、心に降りていく感じがする。そして、身体と心が癒されるのだ。なんだか、喧噪を忘れて逃げ込んだ、喫茶店の奥で、おいしいコーヒーかミルクティを飲んでいるような感覚。
そんなこんなで、Audibleのエッセイをのんびり聞くことにはまり、年度末を乗り切った、令和5年度。
こんなところでしか書けないけど、3月は1日しか休めずに、働きっぱなしの年度末、でした。つかれたあ。
ありがとう、Audible。
よろしくね、2024年度。