色々な活動をしていると、
友達も、知り合いも増えてゆく
そうすると、ひとり、またひとりと
あちらの世界へ渡ってゆく
なかには自分で死を選らんだ友人
出張先で突然死した同僚
進行性の早いがんで亡くなったお世話になった人
好きだった祖父も事故死だった
死ぬことなんて
あたりまえすぎるほどあたりまえなこと
だけど、
どんなに年を重ねた人も、少しでも長く生きたいとおもう人いれば、早くあの世から迎えが来てほしいとおもう人もいる
わがままは百も承知で、パートナーより先に死ねたら幸せと思う
心中しようとして、結局自分だけ死ねなかった人の気持ちはいかばかりか
私たちの場合、年齢差から言って、それは自然ではない
いつか私が見送ることになる可能性のほうが高い
無意識のように、私はパートナーの、いつかくる死におびえている
朝、目が覚めたとき、
長いトイレから戻ってこないとき、
そしてたまに、
いつも先に帰っているはずの、彼の車がなかったとき
すっと心臓が止まりそうになる
失いたくないという今にしがみついていて
今、このときの生を、ただ、愛おしく思う