年賀状

私はもっと、筆まめで

ちまちましたことが好きで

そこそこ細かいことが好きな性格だと思っていたが

それはただ、暇だった

だけの話

その時の幻想を抱えたまま

不甲斐ない暮らしをしている

その代表格が

年賀状

毎年、出そうと思いながらも、気が進まず、筆も進まず、を繰り返す。

送ってきてくださる年賀状に、返信を書こうと、するも、気が付いたら松の内を過ぎている。

今年もまた、

そうやって日々を見送ってきた。

だから、私はふと、思った。

年賀状を”かかねば”と思うから、書けないのだと。だから”書きたい”

と思ったときに、書けるようにすればいいのではと。

たくさんあるポストカードに、たくさん買い込んでいる記念切手。

”返信不要につき”という言葉で締めくくる

気まぐれなお葉書を、

年賀状に限らず、出せばいいのかもしれない。

我ながら、いいアイデアだと思う。

早速、

「あの時の明太子、ありがとうございました。」と

御礼のお手紙をかいてみようか。

@haramaki
はらまきやぎです。40になったら、自分のために文章を書こうと思います。誰かのためにはたくさん書いてきたから、これからは自分のために、少しずつ。