2023年
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今年は公私共に、これまで信じてきたものが過信だったと気付いたり、信念だと思っていたものがただ現実に背を向け、面倒ごとから距離を置くための体のいい言い訳だと気付かされたり、完膚なきまでに打ちのめされ続けた一年だった。
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本当に恥ずかしい思いばかりしたし、これまで何やってきたんだろう、と何回も思ったし、鮮烈に残る羞恥シーン(羞恥心と韻を踏んでるね)を思い出して何度も行き場のない感情を叫んだし、ギリギリのやり場のない怒りが体中を駆け巡る日も少なくなかった。
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ここ数年は少し大人びたものだと思っていた自分が、まだまだ自己の感情もコントロールできない、癇癪を起こして泣き喚いてしまうようなどうしようもない幼子であることを知り、それにすら苛立って仕方なかった。
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どうにか抑えようとするものの、メンバーに「今日の播磨さん、こわいです」と言わせてしまった日もある。どんな理由があれど、それを言わせたら大人として、マネージャーとして、経営者として、オール負け。全敗である。(言ってくれるメンバーには感謝したい)
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ちなまにまだお酒は飲んでない。別にヘラってない。素で書いてる。31歳のおじさんが書くポエムの痛さを知りながらも、振り返らずにはいられず文字にしている。そしてこのあと、先週買った白州を飲むんだ。へへ。
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ただ多分、人生で1番失敗というか、挑戦して、ボコられた1年だった気もしていて、人生で1番、成長を実感できた1年だったとも思う。思うというか、絶対そう。
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事業特性上の単なるハードシングスはこれまで何度も経験してきたわけだけど、挑んで恥をかく、というのはまた異質のハードさだと思っていて、乗り越えるのにもまた異質でかつそれなりの胆力が必要だった。
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ただそこに伴うリターンというのも、単なるハードシングスとはまた別次元のものだと思ってる。
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そこに挑めた(挑まざるを得なかった)今年は、それなりにいい1年だったんじゃないかな。
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30を過ぎてこんなチャレンジングな環境にいられるのは、本当に機会にも、人間関係にも恵まれていると思う。
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そして何より、年末どうにか、全てにおいて上向いているよ。来年はやったるぞ、なんて軽い言葉で片付けられるもんでもないけど、この調子で、今年掴んだものをしっかり来年に持っていくつもりさ。