「ALTなしで投稿されたイラストは目の見えない人を除け者にしているから、ブーストやリポストはしません」っていう書き込みをたまに見るけど、絵描きがどうALTを書けばいいのかという具体的な情報がまとまっているところを見たことがないな
と思ったので、目下私がやっていることをまとめます。
ALTとは
視覚障害など様々な理由からブラウザの読み上げ機能を使っている人のために、画像につける説明文です。日本語だと「代替テキスト」と呼ばれることが多いです。画像に何が写っているのか、投稿の本文と合わせてどのような意図で添付されている画像なのか、といった情報を補足するための機能です。詳しいことは「アクセシビリティ」「情報保証」などのキーワードで調べてみてください。
どこから書くのか
Bluesky:

Mastodon系:

Misskey系(「キャプション」という表記になっています):

他のサービスでも大体似たような感じで書くようになってるかと思います。
イラストへのALTの付け方
基本的にALT文の目的は「画像が伝えている情報、すなわち、そのままでは目が見える人にしか伝わらない情報を、目の見えない人にも伝わるようにする」ことです。しかしイラストというのは往々にして非常に情報量が多く、言葉でまとめるのはかなり難しいものです。そもそも言葉で説明しづらいから絵にしている、という側面もあるでしょう。私が記載するよう心がけているのは以下の要素です。
「これはイラストである」ということ。画像を見ることができず、ALT文もない、という状況だと、そもそも「それがイラストなのか、写真なのか」さえ分からないものです。
画材とジャンルないしはスタイル。画材は水彩、アクリルガッシュ、油彩、デジタル、鉛筆画、など。ジャンルは写実、抽象、彫刻、アニメ調、漫画調、といった情報です。私はしばしば1とまとめて「アニメ調の水彩イラスト」などと書いています。
作品名とキャラ名。特に二次創作の場合は非常に重要な情報なので、ここを省かない方がいいです。一次創作の場合でも「私の作品『[タイトルを挿入]』に登場するキャラクター[キャラ名を挿入]」といった書き方ができるでしょう。
描かれているモチーフ、対象、シチュエーションを、かいつまんで。投稿にふれた人に自分が伝えたいと思う、最低限のシチュエーションの説明のみにとどめます。描いたもの全部を説明する必要はありません。後述しますが、ALTの読み上げ機能は一時停止ができないので、あまり長くしない方がいいし、場合によっては省略してもかまわないと思っています(このあたり、実際のユーザーさんのご意見も聞きたいです)。
絵の中にある文字や文章。
私の最近のイラストとALTは以下のような感じです。


何もないよりは何かあった方がいい、長いよりは簡潔な方がいい
先ほども書いたように、ALTがまったくないと目の見えないユーザーには「それが絵なのか写真なのか」さえ伝わりません。なので何かしら書いておいたほうが親切です。
また実際に全盲で、アクセシビリティを専門とされている方の記事によると、ALTの読み上げ機能は一時停止やスキップが難しい場合があり、冗長なALTを強制的に最後まで聞かされると負担になるという問題があります。(こちらの記事には非常に大事な指摘が書かれているので、関心のある方はぜひ本記事と併せて読んでみてください)。
たまに英語圏で数千字レベルのALT文を書いてる人がいますが、英語の場合は短時間の音声で日本語より多くの情報が伝わるので、多少長くても大丈夫なのかも。個人的には、日本語の場合は意識して簡潔にした方がいいだろうと思っています。前項の4(状況説明)は省いてもいいくらい。
私はいつも投稿時にその場で書いてしまいますが、本当はイラストが完成した時に一緒に作っておいて、メモ帳などにまとめて保存しておくと、再投稿時に便利です。
最近は日本語以外のフォロワーさんのいる絵描きさんも多いと思いますが、普段の投稿が日本語なら日本語のALTだけで十分です。
おわりに
以上、自分が絵描きとしてALT作成時に心がけていることをまとめました。悩める絵描きさんの参考にしていただけると幸いです。
自分も試行錯誤しながらやっているので、*** 実際に読み上げ機能を使っておられるユーザーさんから *** のフィードバックをいただけるととても嬉しいです。以下のプラットフォームからお気軽にリプなりDMなりください。
(追記:2026/1/1 6:53pm PST 「前項の1と2でもいいくらい」としていた箇所を「前項の4(状況説明)は省いてもいいくらい」と修正しました。「二次創作の場合キャラ名と作品名は省かない方がいい」という記述と矛盾していたためです。)