給食指導は難しい。

haruguchi
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教員になると給食指導がある。指導といっても一緒にご飯を食べ、たまに食育をするくらいなのだが、これがあるせいで教員は昼休みというものが存在しない。労働基準法では8時間労働する場合は最低1時間の休憩を取る必要があるのだけど、休憩というのはない。

なにをしているか

1つ目は健康観察みたいなことをしている。「普段おかわりまでするのに今日は食べてないな」とか「普段は仲がいいのに、今日はあんまり喋ってないな」とか体の健康から精神的な健康(人間関係)まで観察している。もちろん、なんでもない顔をしてね。

2つ目はアレルギーを持つ生徒が間違って食べてしまわないか見ている。申請していると除去食と言って代替の食事が提供されるが、申請してない場合が厄介で教員の耳に入らない場合がある。逆に教員は知ってるが、生徒本人がアレルギーであることに無自覚な場合もあるので結構侮れない。

3つ目は談笑。給食の時間は意外と生徒との距離を縮めるチャンスなので積極的に会話に混ざっていく。「先生、今日はこっちの班に来て〜」みたいな関係になると結構安定する。

4つ目は、生徒指導に関して。例えば、僕が所属していた学校は基本的に給食の譲渡は禁止であった。理由としては同じ給食費を払っているので、給食を残した場合は、生徒全員にチャンスがあるべきという理由。あとは、力関係があると給食の略奪などが行われる。

パンの袋を風船みたいにして潰して大きい音を出したり、ピスタチオが出るときは投げて口に入れるみたいな遊びが流行りやすいのでそこらへんの生徒指導が必要になってくる。荒れている学校だと食器を投げたり、床でご飯を食べたり、牛乳爆弾したり給食の時間はっ結構地獄だったりもする。

スプーンを曲げたりして、スプーンの提供が禁止された学校もあったな。

小学校の先生だとこの時間に児童の提出物見たりするが、中学校の先生でそれをやってる人は少ないイメージ。

僕は給食の時間は結構好きだったが、意外と苦手な先生も多い。

@haruguchi
数学や音楽や漫画が好きでプログラミングをしてたりしてなかったり。