アンダースタンディングコンピュテーションを読んだ。

haruguchi
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書籍の感想というよりは、この本を読み終わった心境を記しておく。

この本は2021年12月、つまりフィヨルドブートキャンプ受講中にメンターの方(梅本さん)からお薦めされて読み始めた。文脈としてはRubyの有名な書籍チェリー本という本で正規表現を学んでいたら楽しくなって、もっと正規表現を学びたいという相談を梅本さんにしたところ、この本がいいよと大嘘をつかれてお薦めされた。(ちなみに他にもオートマトンの本を1,2冊紹介された)

なんで大嘘かというと正規表現を学ぶというよりは、文字列にマッチするということがどのような技術(計算、コンピューティング)によって支えられているのかというゴリゴリのコンピュータサイエンスの話だった。使う側というより、作る側。

僕は極めて純粋無垢な人間なので、信じて購入。プログラミング言語を学んで間もない頃の自分には到底読めるはずもなく、1,2章よんで限界が来た。

高専とか情報系の大学を出ていたら話は違ったんだろうなと今では思う。

ただ、今までの書籍は何回かチャレンジすればいつかは読めるという本が多かったので数ヶ月おきにチャレンジしていたんだけど、やっぱり半分くらいで限界が来る。

大きく前進したのはコンピュータサイエンスを独学で学び始めてからで方システム入門やプログラミングの意味論、集合論、あたりを勉強し出して、点と点がつながり一気に読めるようになった。

前回の読書から半年以上空いているとは思うんだけど、ぐっと意味が理解できるようになって通読できたので嬉しい。細かいところは理解できなかった部分もあるんだけど、やっぱり読み通せるのは粘り強さあってこそだなぁと実感。

それと同時に書籍が読めないと感じたとき、別の勉強をすると一見遠回りに思っても読み出せることがあることを実感した。

次は1年後くらいにまた読んでみようと思う。

@haruguchi
数学や音楽や漫画が好きでプログラミングをしてたりしてなかったり。