XことTwitterで朝宮運河氏が神保町の古書店の店先に貼られていたポスターについて投稿していた。「蔵書は一代、書物は永遠」というものだ。
自分が死ぬときに集めたこの本たちはどうすればいいのだろうかとちょうど思っていたところで、本が好きな人には共通の悩みなのだろう。
残念ながら蔵書を継いでくれるような子孫のあてもなく、そうなると古書店行きになるのだが、いったいいつ次の保護者へ差し出せばいいのか。
子孫もないが持病らしい持病もなく、平均寿命にはほど遠く、今から悩む必要があるのかといわれれば必要はないと答えられるが、元来心配性な性質と落ち込みやすい性格のためぼんやりとした悩みは尽きない。
遺品整理で買取してくれる店舗があるようだけれど、自分が死ぬ頃まで健在だろうか。ただでさえ書店の閉店報告を多々目にしていてそんなところにも不安が募る。
お棺に一冊だけいれてもらいたいと思っている。道連れにするようで申し訳ないけれども。
何にしようかと考えているがなかなか決まらない。今後一等愛する本がでるかもしれないし。現在の蔵書から一冊は難しい。シリーズすべていれてほしいくらいだ。
本人の感覚としては異なるのだけれど、平穏で幸せな悩みなんだろうな。