刺繍のはなし~初心者のままならぬ糸探し

harulune
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とある可愛い小説をきっかけに刺繍を始めた。数あるステッチを駆使する刺繍である。正式名がわからないのだがフランス刺繍とでもいうのだろうか。刺繍は各地で特色があり名称も多くさっぱり追いつけない。系統立てて追ってはいけない分野なのだろうか。

刺繍キットはフェリシモで注文した。初心者向けによくまとまった教材だと思う。しばらくサテンステッチやフレンチノットステッチと戯れていたが、あるときカタログでハーダンガー刺繍というものをみつけた。

何をどうやって作っているのかと気になり発注。結果、誤った糸を切り取ってしまう事件を多々発生させてしまったがとても楽しかった。

レッスンを一通り終えて、では今度はキットではなく手芸屋で生地や糸を集めましょう……と思ったもののこれが非常に難しい。

手芸屋はユザワヤとオカダヤしか知らない身である。この時点ですでに詰んでいるとは当初は思わなかった。

生地は〇〇カウントの××布を探すところから始まる。25カウントの生地など見つけられず、通販するしかないと知った。実際に手に取って質感を知りたいがないのであれば仕方ない。

生地は見つけた。次は糸だ。8番糸を使えと書かれている。通常店舗で見るのは25番だ。通販で眺めてみても見つからない。集合知にたよったところ40番のレース糸で代用できるという。勇んで入手してみたが色選択に失敗してどうにもイメージと合わない。実物を見たい(2回目)。

ビル一つが店舗という手芸店もあるのでそこに行くのが最適解なのだろう。しかしその手段がとれるのは都会に住んでいる場合だけだ。もしかしたらそのうち地元に戻るかもしれないことを考えると、できるだけ通販でどうにかなるよう道筋を見つけておきたい。