15日は誕生日だった。
持病があるので、この歳になると「またひとつ歳を取った」というよりかは「今年も一年生き延びた!」という気持ちの方が強い。森羅万象と現代医学と主治医たちに感謝しつつ、朝から浮かれた。
しかし、前日まで多忙で疲労感がすごかったため、誕生日であっても家から出ないと決めた。一年に一度の特別な日なので、元々低かった自制心はゼロになり、ピザと寿司を——ピザはもちろん最愛のピザハットだ——デリバリーした。それから、積読は徳を積むのと同じなので、読みたい本を数冊ポチった。
ピザとポテトとコーラというデブのトリプルコンボをキメ、食べたいネタを胃に収め、食べすぎて横になり、そのまま眠りこけ、疲れていたせいか、夕方に起きた。驚くほど堕落した誕生日だったが、まあいいだろう。なにもしない年があってもいい。来年もつつがない一年を過ごしたい。息災でありたい。