ハルの生い立ち

haruo
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ハルの両親は共にドマの侍だった。

母親が出産間近に帝国がドマに侵攻。父親は母親を逃すために奮闘するが死亡。母親も臨月近い身重の体で追っ手から逃げ延び、とある村の空き家でハルを出産。しかし休む間もなく追っ手が迫り、空き家からも逃げ出すがそのまま行き倒れで亡くなってしまう。

そこに通りかかったのが養父。生まれたばかりのハルをその場から連れ出し、自分が暮らす山小屋へと連れ帰った。

しかし赤子を育てた経験もなく、生まれたばかりということで、仕方なく麓の村まで下り、しばらくの間そこに滞在する。乳離れするころにハルを連れて山小屋へと戻る。

その後、ハルに格闘技を教えたり、山で暮らすノウハウや、自分が経験した冒険譚を話して聞かせたり、不器用なりにハルを育てあげた。

養父は実の子のように愛情深くハルを育てたが、決して「父」とは呼ばせず、「おじいちゃん」と呼ばせた。本当の父親(両親)がいることは小さい頃から言って聞かせ、また、亡くなっていることもやんわりと伝えていた。

本当の親がいないことで落ち込んだり泣いたりしたこともあったが、その都度、養父が励ましてくれていた。

そのエピソードの一つに、それまでエオルゼアの料理を作らなかった養父が、どんなになだめても泣き止まないハルのために作ってあげたことがある。養父にとってエオルゼアに関わることは、故郷を思い出すことにつながり、あまり触れないできていた。

山奥での暮らしはサバイバルで、ハルはのびのびと育ちながら、その中で冒険者の技術も学んでいった。山でとれないものは、月に一度山を降りて、里で物々交換することで補っていた。

そうして、2人幸せに暮らしていたが、エオルゼアにダラガブが落ちたという噂を聞く。それを聞いてから、養父は心労で倒れ、寝込むようになってしまう。そして、「エオルゼアに帰りたかった」という遺言を残して、他界してしまう。

それから数ヶ月。ハルはしばらく一人でいつも通り過ごしていたが、やはり一人でいることに寂しさを感じ、また、養父の遺言が心にひっかかり、遺品をエオルゼアに届けるため、旅立ちを決意する。

荷物をまとめ、小屋を整理している時、ハルは養父の持ち物からお守りの袋を見つける。中を見ると、見慣れない筆跡で自分の名前が書かれた紙をみつける。それが両親につながる唯一の遺品であった。

その後、紅玉海を泳いで渡り、クガネから船に乗りエオルゼアへと辿り着いた。

その間、人助けや短期の仕事を請け負いながら、冒険資金を稼いでいた。

エオルゼアでも冒険者として日銭を稼ぎながら養父の故郷であるウルダハを訪れる。その最中に「超える力」が顕現。それが人に知られると気味悪がられ、しばらくの間はずっと一人旅をしていた。

@haruo
FF14自機≠自分。うちの子。うちの子設定をつらつらと書き連ねるだけの場所。