眠前日記0331

浅倉ルネ
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公開:2024/4/1

私は、皆が思う程良い人ではない。

色々な人に「浅倉さんは穏やかで、優しくて、頭が良い子」と言われるのが、嫌と言う訳では無いけど、何処か釈然としない。解釈違いというか、「本当はそうじゃないのにな......」という気持ちが拭えない。もっと辛辣で、何も考えてなさそうな表情の裏では常に思考が渦巻いていて、見た目以上に果敢無くて、脆い。内面を表に出さないから、誤解されやすい。

内側に抱えているものは、ただただ暗く、黒い。それを表出しないから「いい子」に見えてるだけだし、ファーストインプレッションが良くても後から人間性が見えてきて、「あぁ……」って引かれることが日常茶飯事。必要以上に人を近付けないようにしていて、無意識のうちに言葉のナイフを携え、心のシャッターを閉じて「誰もこっちに来ないで」っつって独りで泣いている。傷付くのが怖いから。浅倉はそういう人間ゆえ、受け入れてくれるのは非常に少数のみ。

私は優しい人なんかじゃない。もっと薄汚くて、自己愛に塗れた矮小な人でしかない。「本音を話して」と言われても出来ないのは、本音を言うことで飛んでくるカウンターが怖いのだ。本音を出せないことで自分の感情との折り合いがつけられず、板挟みになって苦しみに喘いでいたり。

他者に優しくするのだって、「私がそうされたら嬉しい」の裏返しでしかなくて。あまりにも私利私欲に塗れている。結局全部自己満足。

「素直な子」という評価がないことだけが、「ああ、よく分かってるな」と思える。

要は臆病なのだ。傷付きたくない。怖い。そんな防衛機制が私を臆病にさせる。それでも、数少ない親しい人には、私を愛していてほしい。

@haruyasume
備忘録 INTJ 4w5 Queer icon:廣瀬ふぶき様 本拠地:bsky.app/profile/haruyasu.me