いいねのよくなさ

hashrock
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ここのインターネットにはいいねがない。これはかなりいい気がしている。

実際自分がTwitterを使っているのはいいねが来るからである。自分が極論をTwitterに投稿すると、数秒で知り合い(アイコンを見たことあるだけの人も知り合いにカウントしている)からのいいねがつく。自分は誰がいいねしたかを舐め回すように見て、今、見られてる…!!という喜びを噛み締めている。いいねされると好きになっちゃうまであると思う。

いいね依存は恐ろしく、渾身のツイートに一切いいねがつかない場合、もしかして倫理に反する発言をしてしまったのだろうか…と不安になってしまう。単に人間は他者にそこまで関心がないので当たり前なのだが、構われて当然みたいな思い上がりが出てしまう。

また、業者やその他色々からいいねやフォロー通知を、自分からアテンションを得るための手段として悪用するケースが目立つようになっており、いいね来た!と思ったらゲンナリさせられることもままある。閲覧されたさでインターネットやっていたら、逆に閲覧させられたというか、この不毛なアテンションの奪い合いは何なのとなっている。

RTはもう怖くなっている。特に引用RTは悪口を言われたり、変な主張に巻き込まれたりすることが多い。通常のRTでも、自分の発言に扇動性があったり、正確性や真摯さが足りなかったのでは、と心配になる。20RT以上はツイートを消してしまうことも多い。

この数字が表示されてると、このタブの先でなにか自分の感情を揺さぶるようなことが起きているということだ。気になってすぐさま確認してしまう。

本来、日記というものは書いたら完全に忘れてスヤスヤすべきもののはずで、いいねが来ないかな、という気分を持ち越してはいけないよなぁ、ということを再確認したのだった。

@hashrock
Hacker / Artist