「あまりこういう手荒な真似はしたくないんだ……。悪く思うなよ」
って思いながら、他人の行動を問い詰めて言質を取らなければならないフェーズに入った時がかなり苦しい。だって一方的にボール投げて当ててる感覚になるから。
バトル漫画とかでよくある、ボタンを掛け違えてしまって、戦わざるを得なくなる状況になっちゃったやつ。あれに似てる。
お互い、制限時間内にそれぞれの立場でやらなければいけないことを全うするのが仕事ってやつでしょう。(というか、仕事って自分の権限の範囲内で行うものだから、相手の権限に踏み込むようなことはしたくない。今の所は)
工場に搬入されたパーツと設計図を、顧客が望むように組み立てていくのが自分の仕事って前提。設計図とパーツを理解し、売れ筋の商品や、過去の売れ筋商品のデータ(自社製他社製含む)を比較し考察する。そして、より良いものを作るために自分の中にある知識と技能を総動員させて、与えられた設計図以上のものを作る。というのが、自分の仕事をより詳細に喩えたもの。
顧客と直でやりとりして設計図を作り、パーツを我々に送ることが仕事の人々に、設計図はなんでまだ来ないのですか、ちゃんと顧客とやりとりしていますか、パーツが足りないのでください。なんて執拗に問い合わせるような仕事は、内容に含まれていない。(普通に考えて、設計図とパーツが全部詰められた万全の状態で我々に依頼が来るはずなのだから)
設計図の制作者は、自分の行動を洗いざらい報告してくれればいい。つまり、「今回はできなかった」この一言を言えばいいだけなのだ。この一言があれば、自分は工場のレーンを管理する人たちに、今回は製造できないので、今はレーンを止めてください。と、ちゃんとした証拠があるうえで申告できる。そして別の仕事(別のレーン)に専念できる。
ただ設計図を作る人々は、自分より忙しそうだから、ほんっとうにこういう真似はしたくなかったんだよね。(様々な顧客と打ち合わせて、パーツを集め、設計図を作り、レーンで働く我々にそれらを届けないといけないから。他にもまだあるのだが)
結論、報連相は本当に大事。
結論にしては雑魚すぎる。働く上で当たり前のことだから。