同窓会で再会した希美とみぞれ
大学とバイトと交友関係の隙間を縫ってみぞれの定期演奏会にはできるだけ足を運んでいたが、2年間会うことはなかった。
のを前提に二人きりになった時どんな会話をするのか。皆さんで推理していきましょう。
鎧塚。ドイツ留学しそうというのはリズバ見た時から感じてる。
ドイツ留学するのを切り出されたら傘木、どうなっちゃうんだ。軽い衝撃の後に「頑張ってね」って心からのエールを送りそう。
結局、吉川・中川に強引に誘われる形で空港まで見送りに行って、ほんとなんでか自分でも分かんないけど急に鎧塚を抱き寄せて、数秒間何も言わずにゆっくり離して、「元気で。またついたらライン送って」って言う。
3人で飛行機を眺めて。中川が「腹減った〜」って言って3人で適当な店入ってご飯食べて 奇跡的に3人とも予定が空いてると言うのでそのまま飲みに行って大学のこととか新しい人間関係についてとか、吉川の中川に対する同居に関しての愚痴とかを本人の前でつらつら述べたりとかで、結局酔い潰れて眠った吉川を中川がタクシーに詰め込んで帰っていく。
「おい優子しっかりせえや……」(原作準拠で京都弁)
「んにゃ%#+>‘€^……」
「吐くなよ」
で中川の膝の上で眠る吉川のほっぺたを中川がふにふにつつきながら車窓の外の希美に向かって
「じゃあね。道中気ぃつけてな」
「そっちこそお姫さんちゃんと運んだって」
って言って笑い合う。希美は自分はまだ大丈夫だって思うけど。お酒を入れた時の、思考の片隅にある何かがこちらをじっと見つめる感じがどんどん強くなっているのを感じ取ってそれを追い払う。たぶんそれが表情の隅に出てたのかは知らないけど中川が
「ほんま、えらい遠いとこ行ってもうたな」
「……せやね」
「もうしばらく生音聴けれへんのが寂しいわ」
「たしかに」
そっから一言二言会話してタクシーは行く。
残された傘木は歩く。
家路の橋の真ん中で急に涙が出てきた自分にびっくりして、笑いながら泣いて帰る。
ベッドに沈んでからも、頭の中でずっとみぞれのオーボエが鳴り響いてやまないのでした。
なんですかこれ