タイトル通りなのだが、世の中ろくでもない情報が多すぎるなと感じた。
投資は資本主義社会に生きる上で誰もが行った方が良い行為だと思っているのだが、いっちょ始めてみようと思っても碌な情報がないので始めにくい。
正直、一般人が余剰資金を使って投資する分には考えることもやることも大してないのだが周囲の状況が難しくしている。
なので僕なりに初心者に対するアドバイスをまとめみる。
情報を発信する側には何らかの意図がある
SNSの情報は無視してよい
何なら社会情勢も基本的に無視してよい
投資は必ず余剰資金で行う
必ず儲かるわけじゃない
注意点として、ここで語る内容は全て長期(10年単位)のインデックス投資を前提とする。
何故かというと僕がそのスタイルで投資を行っているから。
情報を発信する側には何らかの意図がある
わざわざ情報を書いて公開している以上は当たり前の話なのだがみんな忘れがちなこと。
証券会社が出す情報は証言会社の利益になるという考えのもと出されてるし、僕が書いてる文章もクソ情報に対する憤りを処理したいという考えで書かれているし、銀行マンが対面であなたに出した情報は銀行ひいては自分(銀行マン)の利益につながるから情報を発信しているのである。
要するにこの世のほとんどの情報はある種のセールス目的で発信されているわけで、それを念頭に置いて情報に触れて欲しい。
情報元の信頼性も大切だが、なぜそういうことを言っているかも判断の条件に加えて欲しいという話だ。
情報商材を売りたいような連中が出す情報は論外なのだが、そういう人々はそうは見えないように擬態している。なので、発信された情報をみて意図を加味して判断して欲しい(分かりやすいのは危機感をあおって誘導するやり方)。
また銀行や証券マン、ファイナンシャルプランナーなどが出す情報は基本的には正しい情報だし信頼性も高いが結局は顧客となる投資家(あなた)からお金をもらって自社(自身)の利益にするために出してる情報なわけで、信頼できるからと鵜呑みにしてその通りに行動したからと言って必ずしも投資家(あなた)の利益につながるとは限らない。
全部の情報を疑ってかかれという事ではないのだが、少なくとも情報を出す側には何らかの意図があって(大体は自分の利益のため)発信されたものであり、それを踏まえたうえで判断を下してほしい。
SNSの情報は無視してよい
SNSから投資において有益な情報を得ることは無いと断言していい。
「投資初心者に対して不適切な情報が多すぎる」と書いたが、特にSNS上では情報商材を販売したい層が発信する情報にあふれている。
そうでなくても、株価が下がって不安に思った人が不安を解消するために発信する情報やマウントをとりたいために利益がこれだけ出ているみたいな役に立たない情報が次々と飛び込んでくる。
仮に有益な情報を得られるとしても、それ以上に不利益となる情報に影響を受けるので、そもそも投資に関する情報はSNSでは見ないことをお勧めする。
投資において他人との比較は全くもって無意味な行動なのだが、SNSを眺めているとどうしても自分の投資状況と他人の投資状況を比較することになる。
人が100万儲けようが総資産が1億超えようが、あなたの投資したお金には何の影響もないし、それについて考えてもやっぱり影響はない。
なので、そういう無駄な行為を避ける意味でもSNSで投資の情報に触れない方が良い。
何なら社会情勢も基本的に無視してよい
投資したら金融のニュースや経済政策について知った方が良いのでは?と思われるかもしれないが、別に対して気にする必要はない。
何故ならソレを知ったところで個人で出来ることは対してないし、あなたがその情報を知るころにはとっくにマーケットは反応して株価に反映されている。
ここで他の投資家よりも賢く振舞えば利益を上げられると考えるかもしれないが、はっきり言って大多数の個人投資家よりも賢く勉強し情熱もありフルタイムで投資活動に従事する専業の人々が居る中で、より賢く振舞うのは難しい(しかも、そういう場面での個人投資家の最も賢いふるまいは何もせず投資をつづけることでありアクションをとることではなく何もしないことなのだ)。
変動した理由を知ること自体は悪くは無いが、結局は事後の話であり知ったところで出来ることは大してない。
なので別に社会情勢を知っても知らなくても大した影響はないのである。
そして本格的に世界が終わるないしは混乱に陥るような状況では金融資産そのものに価値は無くなるので、やっぱり気にしなくてもよい。
投資は必ず余剰資金で行う
投資で一発逆転は大きな嘘だし、お金を使いたい先があるならソレに回し、手を付けてはいけないお金は投資に回さない。
何故なら投資は必ず儲かる行為ではないからだ。最悪すべてなくなる可能性もあることを念頭に置かなければならない。
なので無くなったら困るお金は投資に回さない。
投資に回しているお金はあくまで投資であり、貯蓄ではない。リスクをとってリターンを得ようとしているわけだ。
そしてリスクはとっても大丈夫なだけ、いうなれば投資に失敗しても生きていけるだけ取るのが正解で自分の許容量を超えるリスクをとってはいけない。
(FXがヤバいのは自分で取れるリスクを簡単に大きく超えてしまうからヤバい)
だから余剰金、無くなっても生きていけるお金で投資を行う。
僕が投資を進めるのは普通に働いて暮らしていれば、そういう余剰金が発生するのでソレを銀行で寝かしておくよりも投資に回した方が得になる”可能性”が高いと思っているからだ。
働いてるなら仮に余剰金が無くなっても日々の生活費は稼げるはずだし、生きていける。だからリスクをとってもいいわけで、今必要なお金でリスクをとるべきではない。
必ず儲かるわけじゃない
なんでか知らないが、投資をすれば必ず儲かると思っている人が居るがそんなわけはない。
リスクの話をしたが、損するかもしれないというリスクを背負って投資をするから儲けが出るのであって、儲けが出る以上は必ず損をする可能性もある。
投資を行うという事はリスクを請け負うという行為であり、そのリスクを管理するのが投資を行う上で大切なことだ。
なので絶対に損をしたくない人は投資をするべきではないし、投資をする以上は何らかの損失を被るかもしれないという事を念頭に置くべきなのだ。
(だから損が出ても大丈夫なように余剰金で投資してね)
大きく儲けたければ、それだけ高いリスクを背負わないといけない。
ここで言いたいのはリスクを大きくとれという事ではなく、利益を考えて背後に潜むリスクについて考えろという事だ。
投資情報は利益のことしか往々にして語らないが、利益があるという事は同時にリスクが存在するという事だ。利益に対してリスクが少ないように見える場合は認識が間違っているか詐欺の可能性が高い。
(全世界の平均をとるインデックスファンドの利益が年5%程度と言われているので、これを1つの基準とするとよい)
まとめ
具体的な投資手法については書かなかったが、それは巷にあふれているのでココで書いたことを基に判断して手法を選んで欲しい。
僕個人はインデックス投資を行っているので、インデックス投資をおすすめするが投資の手法に正解は無いし色々な考えのもと投資を行うので調べてみて自分で判断して欲しい。
最後に、この記事に従って投資して損が出たとしても僕は一切の責任を負いません。