レンゲは田おこしによってまた土の中に戻っていった。それはいいのだが、レンゲが一面咲いていた田んぼ自体がそのうち埋め立てられて住宅地になるという話を聞いた。自分がどうにかできる話ではないのだがそれはちょっと寂しい。田んぼやその周辺にはたくさん生き物がいるはずだが、もしそうなったらどこに行くんだろうか。
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鳥よけの網にそこそこ大きいシマヘビが引っかかっていた。抜け出そうと暴れたのかお腹に網が食い込んでいて、申し訳ない気持ちになりながら網を切った。死んでないといいなと思う。
このシマヘビのことを夜書きながら考えていると気が滅入ってきた。もっとできることがあったんじゃないかと思ってしまう。網を切っている最中も無理やり抜けようとしたしいざ抜けたらすぐに逃げていったので元気だとは思うのだが、お腹の怪我がちょっとショックだったのと、シマヘビは何も悪くないのに……と考えてしまうからかもしれない。
鳥よけの網は役目を終えたので取っておいたら、次の日には残ったり落ちていた実が跡形もなく消えていた。どの鳥たちかは知らないが、さぞ満足したことだろう。
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散歩をしたら道端に花が咲いていた。多分ノイバラとオオキンケイギク。ノイバラはふわっといい匂いがした。オオキンケイギクはよく見るけど外来種らしい。ナガミヒナゲシもあちこちで咲いている。ケシの中には違法なケシもあるそうだが、さすがに見たことはない。
土手を歩いていたらサイダーが弾けるような音があちこちから聞こえてきた。何の音だろうとしばし考えたのだが、おそらくカラスノエンドウの種子が弾け飛ぶ音じゃないだろうか。
参考：
東京都健康安全研究センター » 不正なケシの見分け方