(追想)
この謎の空想の通りです。
わずかにしか思い出せない記憶、思い出せない記憶、思い出として残っていることすら覚えていないような記憶。記憶レベルや深度みたいなものはあると思うのですが、たくさんの時間を生きてきてすべてを覚えていることは不可能なので脳が情報を取捨選択しているのですが、「捨てられた」記憶はどうなっちゃうのか、という話です。
エーテルは架空の第五元素のようなもので、ファンタジーやSFで出てくるようなあれです。徐々に記憶が消える過程で別の何かに変換された。地球人云々は関係なく、それが宇宙全体に漂っている。エーテルとして。
エーテルが都合が良かっただけで、なんでもいいんです。香りとか気配とかでも。
あの頃の錆びた記憶が溶け出して宙を漂うエーテルとなる
あのころのさびたきおくがとけだしてちゅうをただようエーテルとなる