私の新しい趣味『棉花娃娃』 ~量産してぬいぐるみを分かち合う編~

hatchi701
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自分がデザインしたぬいぐるみがこんなに『存在して』いるッ!

こんにちは、はちこです。

前回、ついに工場に依頼したぬいぐるみサンプルが完成しました。

今回はついにクライマックス、

量産数を決めるアンケートを実施・中国からぬいぐるみを受け取る・希望者へぬいぐるみをお届けする、という一連の流れを書き記していきます。

・量産数を決める

工場ごとに異なりますが、量産数によって割引の段階があります。私が依頼した当時は『11体以上で割引が適用される』と案内されました。つまり、10体以下でも複製は可能だけれど、比較的1体あたりの費用もお高めになるということです。

この工賃の割引にも一定数ごとの段階があるため、複製頒布の募集をしていても、実施者が定めた数に満たないと、『無産』(複製を行わないという意味)になる場合もあります。複製費用は数との兼ね合いなので、この部分は頒布を実施する方の考え方によります。

私としては『せっかくだから複製したい』『欲しいと言ってくれる人が1人でもいたら複製しよう』と考えておりましたが、勿論割引が効く個数になるようにある程度自己負担をして複製費用を支払ったため、これからぬいぐるみを自分で作って頒布までしたいと考えといる方は、ぜひ御自身の無理のない範囲で、長く趣味として楽しめるよう実施してください。

前置きが長くなってしまいましたが、

事前にSNSで順次ぬいぐるみ完成の進捗を載せていき、サンプルが完成してからGoogleフォームで申し込みのアンケートフォームを作成、一週間の期間を設けて複製希望者を募りました。

(この時、12月中頃で年末に差し掛かっていたため、お届けは1月末頃を想定)

有難いことに申し込みが始まるのを待っていてくださっていた方、おひとりで2つも希望してくださった方も現れ、絶対喜んでもらえるように進めていこう!という気持ちが一層高まりました。

・複製完了、日本へ発送

皆様から代金を集め、代行業者を通じて工場へ複製費用を支払い、(きっと次の連絡は年明けかな)と思っていた頃。

ふ、増えてる〜〜〜〜〜!

同じぬいぐるみがたくさん画面にいるだけでテンションが上がりました。

なんとその年の内に複製まで終わりました(多分数が少ないのもあったと思いますが)。

工場にめちゃめちゃお礼を伝え、中国内にある代行業者の倉庫へ発送してもらい、次は業者の方を通じて中身の点数・不備が無いかを確認。

並べられるぬいぐるみたち。

問題が無かったため、年明けで物流等が落ち着くのを待って日本へ発送していただきました。

そして1月中旬─────。

と、届いたァ(感涙)

ぬいぐるみの顔を見てびっくりしました。

『え??今まで送ってもらってきた写真で見るよりも、何割増で可愛く見える!!』

この瞬間、親バカの感情が一気にビッグバンしました……。

※ちなみに、写真よりもぬいぐるみの実物が可愛く見える現象は、イベントで他の方の棉花娃娃を見せてもらった際にもそう感じたので、だいたいのケースでそうなんだと思います(個人の感想です)。気になったぬいぐるみはお迎えして肉眼で見るのが吉!!

・ぬいぐるみをお届け

さて、届いたぬいぐるみを愛でまくり、頃合を見て複製希望者への発送作業を行いました。

今回のぬいぐるみは20cmサイズ規格で、大きさもありますが、何より棉花娃娃特有のパンパンに詰まった綿の厚みでレターパックプラスに封入するのも慣れが必要でした。

これも複製を実施して分かったことなのですが、

『私が自分のために作ったぬいぐるみを、わざわざ欲しいと言ってお金をくださった方がいて、その方がぬいぐるみを手にして喜ぶ瞬間がある』

え、そんなありがたいことが、個人の趣味の範囲で経験できちゃうんですか……?

ぬいぐるみをお迎えしてくださった方の中には、

わざわざそのためにお洋服を用意したり、

お出かけに連れて行ってくださったり、

娘さんが気に入って遊び相手にしてくれたり、

オフラインイベントで会う時間を作ってくださったり、

趣味の時間を楽しんでくださっているというお話を聞くことができました。

オーナーさんの元で大切にしてもらっているぬいぐるみと対面できました

今まで同人誌など具体的に感想が返ってくるようなアイテムの頒布をしていなかったため、本当に人生初の体験をさせていただきました。

改めて皆さんに感謝です。

・終わりに

ここまでダラダラと書き連ねた文章を読んでくださりありがとうございます。

今まで何か一つのものを作るために手芸をすることはありましたが、『推しのぬいぐるみを作るために棉花娃娃の作り方を調べる』ところから、『ぬいぐるみを工場に依頼して製作してもらう』という流れにつながるとは。

まだまだ人生楽しいことや感激することがあるな〜と、たくさんの刺激をもらえる経験になりました。

手縫いもどんどん作りたくなります

<<<注意>>>

工場でのぬいぐるみ製作、頒布は個人情報や金銭のやり取りが伴います。

もしご興味がわいた場合、必ず情報収集をして信頼できるところ、信頼できる方とやり取りをしてください。