割と企業対個人(労働者)で、もっとやれたがんばれると思ってる人が多いな...という印象を持った。私はかたくなになった企業に労働者が何かするのは前提として絶望的なまでに「無理」だと認識しているので、声明を打ち出すだけでも誠意だと感じるところがある。
集団が集団として防衛しようとする力のすさまじさというのは属する個人の意思ではどうにもならなくて、これは右も左も関係なく、一人一人が自覚的に弊害を防ごうとしなければいくらでも暴力になりえる、という私の世界観があり、私は多分一貫してそういう「暴力になりうる力の流れ」が嫌いなんだった。
ただ一人一人が自覚的に弊害を防ごうとしていると組織はでかいことはやれないので、たとえば砂漠に灌漑施設をつくるようなことはできない。どちらを選ぶということもないが、「いい感じにあんばい」するというのができる人間ばかりでもない。