もう4月になったというのに、まだ毎日泣いている。友を思う。思い出しては悔やむ。やりたいことがあった。話したかった。会いたかった。距離を思えば不可能ではなかった。それなのに。なぜ動かなかったのか。話したくても、もういない。会いたくても、もういない。あまり心配かけてはいけないと、普段は普通に過ごしている。それでも、私は、さびしい。友がいた場所は空いて、そのままだ。そのままの、ままなのだ。どうしたって埋まらない。もっと隣にいればよかった。嫌がるかも知れない。それでもいたかった。友よ、私はまだこんなだよ。