エンドロールが流れたので一区切りしたということなんでしょう。いやーとてもたのしかった。まだまだやりたいことはあるのでプレイは続けますが一旦感じたことなどを記します。
本編をプレイしたのは発売当初なので一年以上前です。正直あまり内容を覚えていない。いや、大体の展開は覚えているんですが細かい設定とかがあいまいです。結構難しいお話だった気がします。可愛らしい見た目に反して終末のお話でもあるので、終盤の悲しい展開には唖然としたことも。そんなゲームにまさかの追加コンテンツ、しかも農業ゲー。だれが想像した?いや、あの緻密なドット絵の世界でのんびり暮らしてえよと本編でも思ったけどさ、それが実現しちゃうもの。びっくりした。
内容は本編のパラレルワールドなだけあって本編のことをほとんど忘れていても問題なかったです。あーこのキャラ名前なんだたっけ!とか、お、おまいら…!みたいなこともあった。うろ覚えになっちゃったけど本編やっててよかったです。特にウィリアム一家とかアルヴァとかね…
農業や釣りといった要素はコンパクトなスタデューバレーといった印象を受けました。畑と家畜の面倒を見て、町に出て買い物して、交流とか釣りとかして、時々洞窟を探検して、ご飯つくって…をひたすら繰り返す日々。単調だけど、いやむしろそれが良い…暮らしってこういうもんだよな〜。このコンパクト故の単調さが良い。もちろん新しい作物が育って新しいレシピを手に入れるという刺激もある。これがまた楽しい。手に入る料理レシピがおいしそうで…本編にもあった料理の要素がここでしっかりとたっぷり拡張されているのもうれしいですね。
ただ、畑を拡張してどんどんやることが増えていくと時間があっという間に過ぎてしまうのが気になりました。後半は時間に追われて日々のルーチンをなんとか達成させようとするばかり。そういうところも暮らしなんでしょうけど、もう少しのんびりしたかったなとも思う。せっかくベンチで暇つぶしをする要素もあったりするし…とはいえそんなに急ぐ必要もないゲームです。畑の世話を一日サボって釣りに集中したってきっとよかった。結局ゲームの中でやれることをなんでもやってしまおうというプレイヤー心が焦燥感を煽っていただけに過ぎない。せめてエンドロール後ではもう少しゆっくりしてみようか。
さてこの追加コンテンツの世界はパラレルワールドとなっていますが、だからといって本編の世界が全く関係ないわけでもなかったですね。終盤の展開とか、むしろ本編をバリバリ感じさせてきます。結局これでどうなったんだ…?と自分でもうまく着陸できないままエンドロールを迎えましたが、きっとどうにかなるのでしょう。あの世界のジョンと珊も、別の世界のジョンと珊も、大変な思いをしながらもきっと乗り越えてそれぞれの暮らしを始めてると思いたいです。希望の種は蒔かれたのですし。