世はまさに大不正アクセス時代である。
上記で紹介している事例がほんの一部なのはわざわざ言うまでもないだろう。もはや逆にどの個人情報が漏えいしていないのか探すほうが簡単なレベルである。どこのワッパーが漏らしたのか知らないが自分のところにも早速迷惑メールが送られてきた。
さて、こんな時代なのだから、個人のセキュリティも向上させることが急務である。しかし、私は未だにパスワードは使いまわし、パスキーは登録していたりしていなかったりとまちまちであった。なんならパスワードマネージャーはGoogleとVivaldiとAppleで3重管理状態になっていた。流石にこれはマズい。
そこで、意を決して1Passwordに丸々移行することにした。使用を始めたらあまりの体験の良さにQoLが爆上がりしたので是非共有したい。
1Passwordの何が良いのか
パスキーの共有ができる

これがめちゃくちゃデカい。
個人的なパスキーの最大の問題点はデバイス間の共有ができないことだった。例えばGoogleのアカウントをパスキーで登録した場合、手元のスマホと持ち運んでいるWindows PC、そして家のWindows PCの3回、あるいはそれ以上の回数を登録しなければならなかった。このサイト1個ならまだしも、色んなサイトでパスキーを使っているので何がなんだか全く分からなかった。
でも、もう違う。パスキーは1個だけ登録すれば良い。これでどこでもパスキーでログインできる。「パスキーはセキュリティに強いが不便なもの」という自分の印象が使うツールによってあっという間にひっくり返るなんて。
パスキーにはフィッシング詐欺耐性がある。パスワードは死んだ。皆も1Passwordでパスキーを使って快適なインターネットライフを送ろう。
エンジニア向けの手厚いサポート
1Passwordには1Password CLIというCLIツールが存在する。これがマジで神ツールすぎる。
開発者は日夜秘密情報を扱っている。例えばAPIキー。OpenAIでモデルを呼び出したり、Stripeで決済を使ったりするためによく用いられるが、このAPIキー、1度でも流出したら、誰かに使われて知らぬ間に情報漏洩したりとてつもない損害を引き起こしたりする危険な代物でもある。
当然開発者はその扱いに難儀する。こういうAPIキーなどは.envなどの特殊なファイルで管理するのだが、それを他人にどうやって送るべきか。またこれ以外にもSSH鍵など、漏洩すると大事になるモノが多く存在しているのだ。
1Password CLIは、これを極めて簡単に解決する。APIキーを1Password上に置いて、必要なときにそれを読み出すだけ。ローカルに置いておくのは「op://vault/item/field」という文字列だけでいい。
これはコーディングエージェントに任せるときにも良い。彼らがAPIキーを読むことなく実行することができる。これでエージェントによる漏洩リスクを大きく回避できる。
1Password側がサイバー攻撃されてもパスワードが漏洩しない
1Passwordのセキュリティの中心にあるのが「ゼロ知識暗号化」方式である。
1Passwordで保存されたパスワードは、「マスターパスワード」と「シークレットキー」という2つの鍵を用いて暗号化される。これは1Password側に一切保存されず、パスワードはローカル上でしか復号することができない。
これにより、万が一1Passwordが不正アクセスされ、パスワードの保管庫が流出したとしても、中身が解読されてパスワードが漏洩することはないのである。
これこそが1Passwordが他の追随を許さない安全性を担保している理由であり、今日まで他のパスワードマネージャーが起こしてきた流出事件を起こしていない理由である。
パスキーもそうだが、仕組み的にセキュリティの安全性を担保している点は大いに信頼できる。
1Password for Agentsが激アツすぎる
これが最高に激アツな機能である。
最近のトレンドは自分の代わりになんでもやってくれるパーソナルAIエージェントサービスである。古くは(といっても今年の3月頃の話だが)OpenClaw、直近ではSpaceXSIのGrok Botや、OpenAIのdots、MetaのMuseなど…色々出現し始めている。
こいつらが既存のものと違うのは、彼らにはそれぞれ専用のコンピューターが与えられていて、そのコンピューターができることは全てできる。例えばブラウザを起動してウェブサイトにアクセスしたり、中で別のソフトウェアを起動したり。
「ブラウザを操作させる」という行為につきまとうのが「ログインどうするのか」問題である。ブラウザを手動で操作してログインの部分だけ人間が行う面倒なやり方。もしくはチャットに打ち込むという、あまりに危険なやり方。これしかなかった。
しかし、この1Password for Agentsによって、エージェントに平文のパスワードを渡すことなく安全に認証を通してくれるようになる。なんと快適な機能だろうか。もう人間がウェブサイトを操作する時代は終わった。全人類はAIにブラウザ操作を一任すべきである。
1Passwordはこの情報セキュリティ時代・そしてこれから訪れるAIエージェント前提の時代を生き抜くための最高の相棒として君を助けてくれるはずだ。そんな1Passwordは、学生であればGitHub Studentの特典としてなんと2年間無料で入ることができる。
1Passwordに全部賭けろ。