僕は IT 業界でエンジニアをしているのだけれど、
思い返すとこの仕事を始める前は結構勘違いしていたなと思い出したので、ここにメモしておこうと思う。
ITに疎かった僕
僕は25歳くらいまでパソコンをほとんど触ってこなかったので、
テクノロジーに対するイメージはアニメやマンガから影響を受けたものだった。
もちろんアニメや漫画がフィクションであることは理解しているので、
あくまでも補助線として「名探偵コナンが蝶ネクタイ型変声機で声を変えれるなら、現実は大体これくらいだろう」という感じでイメージを持っていた。
人の言葉を分析してシステムを動かす
最近思い出した勘違いが「人の言葉を分析してシステムを動かす」ということが出来ると思っていたこと。
例えば、宇宙船の乗組員が「〇〇方向に発進」と言葉にすると、自動で船が起動するといった感じだ。
システムが「リョウカイシマシタ!発信シマス」と応答するのは、「まあ、フィクションだからね。現実はないよね」とか思っていたものの、
言葉でシステムを操作するところは出来るものだと思っていた。
自分の生活の周りには必要性がないからそんな技術を見ないだけで、必要なところでは使われているのだろう、と。
まあ、エンジニアになった時に分かった。全然出来ない。
勘違いに追いつく現在
そんな勘違いをしていたのだけど、ここきて上記の不可能だったことは生成AIのおかげで出来るようになっている。
ようやく僕の勘違いに追いついたということで。
僕は生成AIは最初は驚きはしたものの、すぐに少し冷めてしまったのは、
人生のほとんどの期間、「生成AIを組み込んだシステムがすでに実現していて当たり前の世界」と勘違いして生きていたからかも知れない。
最近は捉え方が変わってきていて、また生成AI関連で何か作っていきたいなと考えています。
どう捉え方が変わってきたかは、また記事を書こうと思います。