それは欠点なのか?

heavenosk
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自分は昔バンドをやっていました。

当時、作曲やアレンジも担当していました。


バンドを組み始めた当初、自分には楽曲に対して「こんな雰囲気にしたい」という明確なイメージがありました。

しかし、ギター担当が弾く音がイメージに合いませんでした。

毎日うんうん唸って「なんでああなるんだ」と不満に思っていました。

今考えると、あたかもそのギターか劣っているかのように感じていました。


ある時、ライブにそのギター担当の彼女が観に来ていました。

その人は自分でもバンドをやっていた経験があり、音楽好きな人です。

その人と会話している中で、

「〇〇(ギタリストの名前)のギターはクセが強いからね〜」と言っていて、

そこで「あれ?」と思いました。


自分が「イメージと合わない」と思っていた部分も、おそらくその「クセ」の部分です。

自分がギタリストの欠点だと思っていた部分は、その彼女の視点だと「クセ」つまり個性だと捉えられている。

物事は捉え方一つなんだと、衝撃を受けました。


そのことに気付かされてからは、そのギタリストの個性を活かすためにアレンジに余白を作ったり、個性を織り込んだ上で作るようになりました。

当時、まるでバンドに強力な武器が搭載されたように、そのギターが頼もしく感じられたのを覚えています。


音楽をやめた今でも思い出す、自分の世界が広がった経験です。