iPad Pro の CM を見た感想メモ

heavenosk
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昨日の夜中に新しい iPad Pro の CM が公開されました。ギターやレコードや色々なクリエイティブに関わる道具をプレス機で粉砕する動画。

X(twitter) 上で批判的なポストが沢山されています。

これを不快に感じるのは日本人だけなのか、なぜ不快に感じるのかは諸説あると思う一方で、

これを見て個人時に感じたことをメモしておくのは大事かな、と思ったのでメモしていきます。

手に持っていた iPhone が文鎮化した

若干大げさめな感想ですが

この映像を見た瞬間その時手に持っていた iPhone が気持ちの悪いようなものに思えてきました。

今までは自分の手の延長であるかのように存在していた iPhone が、ただ「自然に操作できるように設計された道具」に格下げされた感じです。

下記の『融けるデザイン』という書籍でいう「人と道具が融けている」状態を外れてしまっている感じ。

使う時に「これあの CM 作った Apple の製品か」というノイズがちょっと差し込まれてしまう。

UI と CM の乖離

CM のことは置いておいて、今回発表された iPad 関連の機能はきめ細かで、使用者のことをよく考えられていると感じています。

一方で、この繊細さを気に入るユーザー像と、あの CM に不快感を示さないユーザーの像は割とずれている気がしています。

これまでは、その二面が統一されていたからこそ、気に入っていたのだろうと思います。