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昨日(2/29)に午後休をとって横浜まで行ってライブを見てきた。
18時半前に新横浜のホテルを出て会場に向かう。19時過ぎに会場着。どうでもいいが会場までの坂道がけっこう急だった。とりあえず酒を飲みながら見たいと思ったのでビールを買うことにする(Xを見ていたので会場で酒が売られているのは知っていた)イケてるクラフトビールみたいなのもあったがさすがに350ミリ缶みたいなので1000円は高かったので500円のオリオンビールを購入。19時20分ごろ着席。さっそくプシュッとやる、木造のホールにプシュが響き渡る(resound)何口か飲む、ここですでにいい気分になった。
25分ごろ開演に先立つアナウンス。コルビジェに師事した前川國男という人物の建築であり木造で音がよく響きその音響は東洋一といわれていることなどが課外学習のようなテンションで語られる。ここで注意事項についても説明があり、場内は飲食禁止であったことを知る。プシュッとは。
30分上演開始予定、少し遅れている。ここで黒髪短髪にすこしパーマのかかった小柄な女がステージ横の扉から入ってくる。ステージ中央の椅子やアコギのまわりで何か作業をしてまた同じ扉に帰っていく。どうやら彼女ではないようだ。
午前仕事をして新幹線に乗ってきたのですでにねむい、目を瞑る。暗転。同じ扉から白いワンピースの女が入ってきた。暗いし先は別人が現れた、安心はできない。拍手が起こる、こんどはカネコ本人のようだ。
丸くライトアップされた中央のライトの光が強くなる。カネコがすわる、チューニングを終えて。開演。
ここからは聴きながら考えていたことを。セットリストは以下を参照。
まず1曲目最初いつもより少し音を外していたように感じた、今回は生音の演奏で自分の演奏するギターのみ。バンドで演奏するときよりも音程やリズムが取りにくかったりこの広い会場でマイクなしで歌うボリュームを探っていたりするのだろうか?時折会場の音響構造を利用するためか上を向いて歌っている。時々高音が出ていなかったり声が途切れているように思えて体調悪かったりするのかなとか考えていた。
自分は前の方で見ていたので表情はなんとなく見えていた。キレたような泣き出しそうな顔をしている。自然に溢れ出た感情だろうか。
テーブルの上の飲み物は透明の大きなコップに入った謎の薄い黄色の液体と銀色のタンブラー。何を飲んでいたのだろうか。黄色の液体を飲み白のワンピースの袖で豪快に口元を拭う。服はナプキンあとで洗えばええやん精神だろうか。カネコはあの服でカレーうどんを食べられそうだ。
淡々と演奏が進んでいく。カネコはまだトークをひとつも挟んでいない。何曲目だろうか。前奏。これは最近歌詞が気に入っている曲、「タオルケットは穏やかな」だ。歌い出しの「きみの形になるほどに」という部分が好きだ。あなたのことをお慕い申し上げることが高じてついにはあなたの形になってしまいました、そんな意味合いだろうか。「いまの形になるほどに〜」歌詞が間違っている。間違えたのかな?間違っていたのはおれだった。
また何曲か。この日はじめてのMCが入る。「最後に新曲やって終わります、今日はありがとうございました」いつものことだ。去年Billboardでやっていた曲だろうか。
「のど飴はキスの味?じゃない、じゃない」「さびしくない さびしくない さびしくない さびしくない さびしくない さびしくない」
あれ、ちょっとお笑い要素入ってる?絶対さみしいやつやん。
「この前みたアニメ〜」カネコってアニメ見るんだ。最近流行ってる葬送のフリーレンだろうか。あれみたいんだよなぁ、サブスクなんかはいろかな。
すべての曲が終了。
カネコが少しはにかんでいるように見えた。ぼくもつられて破顔する。拍手喝采のなかカネコが手を振り礼をしながら何か言っているが生音なので聞こえない。「うんちうんちうんち〜」と言っていたかもしれない。ワンピースの長い裾をたくし上げ裸足のカネコがぴょこぴょこ跳ねてステージ横の扉に消えていく。まだ手を振ってくれている。この動きどこかで見たな、そっかあれは去年の神戸朝日ホールか。
明けて今日早起きして新横浜6時51分発のぞみ5号に乗って大阪に帰りそのまま出勤。人生ではじめての新幹線出勤だ。外は寒いが気分は悪くない。
また会う日まで。
さびしくない さびしくない さびしくない さびしくない さびしくない さびしくない ・・・・・・