RAD WIMPSの「棒人間」という曲が昔好きだった。
「ねぇ、僕は人間じゃないんです ほんとにごめんなさいそっくりにできてるもんで よく間違われるのです」
フランケンシュタインの恋というドラマのopで不器用なフランケンシュタインの気持ちを綴っているのだろう(全く見てない)。しかし、こいつはガッツが結構あるという点で僕とは全く異なるのだ。僕は最初、自分を人間だと思ってたけどゴミだったわけだが、彼は自覚的だからなのかなぁ。
「誰かのために生きてみたいな 生まれた意味を遺してみたいな」
生まれた意味を後天的な成功でしか残せないと考えてるなら結構マッチョイストだなこいつ。
自分も骨格だけが人間の定義内で、精神には虫かなんかを適当に入れたんじゃないかとよく思う。求められる「ふつう」をこなすことが出来ないし、じゃあ「ふつう」の人にはない才能とかあるんですよね?みたいな顔されるしさ、ないんだなこれが。
年を食うと本当にコンプレックスみたいなもので悩まされなくなった。前に進んでないだけかもしれん。生きる意味を残したいとか誰かの為に生きるとか、胃もたれするだけで考えるのも面倒くさいのだ。
全てに興味がなくなってただひたすら「ここから出してくれ」という気持ちしか残らない。誰が何処に出すのかも知らないし、考えてもない。そうやってひたすら天井を眺めても1日が長すぎる、何もかも興味がないのに流れる1日は苦痛だ。興味がない文、動画、音楽、意識を消したいから吐瀉物のように飲み込む。ここから出して欲しいし、ここって本当に何処で、俺は誰なんだよ……教えて