睡眠時無呼吸症候群とCPAP

はま
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数年前から家族に「いびきがひどい」と指摘され続けてきた。うるさい、ということなら「ごめんなさい🙏」というしか仕方がないのだが、時々息が止まっているようだという。

これは噂に聞く「睡眠時無呼吸症候群」というやつかもしれないということでネットで調べてみると、何やら循環器系の病気につながって命にかかわることもあるだとか怖いことが書いてある。仕方がないので、近所にある呼吸器科の病院に行くことにしたのが昨年の一月だった。

最初にやるのは、機械を装着して眠り、どれくらい呼吸が止まっているかの測定。送られてきた機械をつけて眠ってみて、次回病院に行ってみると、なんと1時間あたり50回(!)も呼吸が止まっているという。

病院で聞いたところによると、睡眠時無呼吸症候群の患者によく使われる治療方法にCPAPというのがあるらしい。要はガスマスクの小さいようなのを鼻につけて眠り、空気を送り込んで無呼吸を和らげようという仕組みだ。無呼吸の程度が軽い場合は保険適用にならないらしいが、私の場合は程度が重く保険適用だとのこと。まだ死にたくないし、やってみることにした。

CPAPの機械には通信機能がついていて、呼吸の様子や睡眠時にどれだけCPAPをつけているかが遠隔でわかるようになっている。合う人と合わない人がいて、睡眠中に無意識に外してしまう人もいるので、そこもわかるようになっているのだ。月1回病院に1ヶ月間の様子を聞きに行かねばならず、CPAPのレンタル代含めて4,000円くらいかかる。

始めてほぼ1年くらい経ったのだが、私の場合CPAPが合っていたようで、無呼吸は1時間に1回程度に劇的に減っている。家族に聞くといびきもほとんどかいていないらしい。自分自身では睡眠が改善されたような自覚はあまりないが、夢を見なくなった気がするので、もしかするとよりぐっすり眠れているのかもしれない。

結果的にはとても良かったのだが、問題はCPAPをいつまでやるのかということ。空気を送り込んで無呼吸を防止しているだけなので、何か原因を取り除く治療ではないのでやめどきがよくわからない。そもそもの原因としては、肥満によって気道が狭くなっていることや舌の筋力が弱って舌が喉に落ち込んでしまうことなどがあるようなので、まあ、できるのは体重の調整くらいになるのかなあと思っているが、さて、いつになったら外せるのやら。