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hhq412
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 五時四十五分起床。今日から娘の修学旅行で、彼女が何ヶ月も前から楽しみにしてきた日だった。駅まで車を出してあげることになっていたから、責任重大なためアラームを山ほどセットしておいたのだけれど、それらが発動する前に彼女の声によって起こされた。本人は気合いを入れて朝の四時起きらしい。大丈夫か……? ちなみにわたしは昨夜ぜんぜん眠たくならくて、二時過ぎに無理やり目を閉じて眠った(わたしの修学旅行ではないのに、なぜだかとても緊張して全然眠れなかった。短時間睡眠は早死にのモトらしいと聞いて気をつけようとしていたばかりなのに)。

 六時半、家を出発。途中でコンビニに寄ってお昼ご飯を買う。そのコンビニに、娘と同じ学校の子たちが次々と入ってくる。スーツケースをひきながら、みな一様に徒歩だった。たぶん駅に近い子たちだろうけれど、うちの家より遠い子も歩いて来ていた。わたし、もしや甘い? 最近娘が可愛くて甘えられるとすぐに応えてしまう。真面目で落ち着いた子供で、───欲望ばかりの弟に比べたら───基本的に無欲なタイプなので、彼女に頼られると本当に弱い。とはいえ、弟は弟でひょうきんな愛嬌で生きているところがあるので、結構甘いかも。しかし欲望がすごいので制限はかなりかけるけれども。

 彼女を駅に降ろして、「うちらのおみやげは気にしなくていいから、楽しくしっかり使いなよ。考え過ぎて後悔せんように!」と伝えた。「ありがとう! いってきます!」と言って、元気に歩き出す娘の後ろ姿。大きくなったなあ、と感慨深いものだった。

 六時五十分に帰宅。息子はもう部活に行った後だった。朝練があるから、ゆでたまごと水筒を準備してわかるように置いておいたのだけれど、ゆでたまごの殻と水筒が残されていた。慌てて出て行ったのかもしれない。

 さすがに三時間ちょっとしか寝ていなかったのでもう一度寝ようとした。が、寝られなかったので昼まで仕事。一旦お風呂に浸かっていたら妹が来て、チョコレートを食べながら子供の幼稚園の話をしていた。夜は息子とふたりきり。娘はコロナで合宿や旅行がことごとく潰れた世代なので、彼女のいない夜は久しぶりだ。うどんが食べたいとリクエストがあったので、近所のうどん屋さんに自転車で行った。麺を自分で温めるタイプの店だった。ふたりで千円ちょっと。天ぷらもつけたのに。いいところを見つけたねえ、と喜びながらあっという間に平らげ、その後はドラッグストアに寄って食洗機の洗剤を買う。ドラッグストアで、息子は「これ買ってあげようよ」と姉の好物のアイスを持って来たり、「明日帰って来ないってマジ……?」と言ってみたり、姉の話ばかりしていた。

 夜、娘からライン。お風呂もトイレも別だった!二人だけなのにベッドが三つもあって選び放題。ディズニーもスペースマウンテンも乗れたよ───ホテルの部屋の写真が添付されていて、綺麗で豪華な部屋だと思った。