Session特集『アメリカでアジア人はどう見られているのか?~文化・社会・政治』聴いて

hibikirin
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今年のオスカー授賞式はなんだかげんなりする話題で終わってしまったように思う。個人的には普段から聴いているアフター6ジャンクション(アトロク)の授賞式当日の放送内でそれに触れる際にゲストの『オスカー授賞式という場での緊張や混乱であり差別の意図はなかったと思う』という意見に対し、それを肯定も否定もせずにそのままにしたことはやはりどうかと思う。

僕はRDJにしろエマ・ストーンにしろあれによって彼らをレイシストだ。とは思っていない。むしろ、ああいった形で露呈するものが差別であり、それを「なかったことのように語る」ことに問題があって、そんなことに加担してくれるなよ。と。

お気持ち表明と言われればそうだ。しかし、そういった気持ちを吐露したくなるくらいには真面目に番組を聞いている。イスラエルによるガザ侵攻を報道番組以外で明確に批判し発言しているパーソナリティが他にどれだけいるだろうか。そういったことができてなぜ、今回このような形でそのまま放置されているのか、なんだか居心地が悪い。

個人的にはアトロクにせよ他の番組にせよ、差別やその他諸々の加害を全否定しろよ。とは思ってなくて、せめてそこに加担してくれるなよ。くらいのスタンスなのだがアトロクは体感半年に1回くらいはそこを飛び越えてくる。

オスカー授賞式での出来事に対する宇垣さんにしろシャラメに対する日比さんにしろ、あんたらが普段口にしてることとその発言は矛盾していないとお思いか?というか、ああそれでもこのひとは消費者として対象物を心地よく気持ちよく消費したいんだなあ。と。

そんなお気持ち表明をしてしまいたくなるくらいには番組を真剣に聴いているつもりではいる。

@hibikirin
Hibikirinの日記。週に1回残すのが目標。