プロポーズ計画

日比谷
·
公開:2024/10/13

先日彼女にプロポーズをして、正式に彼女と婚約しました。

彼女と居るととても自然体でいられるというのが彼女と一緒に居たいと思った一番の決め手です。

今までは何処か「かっこいいわたしで居ないと!」や「可愛いわたしでいないと!」と相手が求めているであろう理想の恋人に自分を近づけがちで、かっこいいわたしは自分でも好きなので苦痛ではないのだけど、常にかっこよさを求められるとしんどさを感じた時もあったし、男性と付き合った時に求められるかわいいわたしは、とても自分でないような気持ちで居ました。

彼女はかわいいわたしもかっこいいわたしも、いい意味で求めておらず、ありのままで可愛いと言ってくれたりかっこよさを認めてくれたりします。

それがどんなに幸せなことか、彼女と一緒に居て気づきました。

そんな居心地がいい彼女と、一緒に暮らし始めて、ますます一緒に居たいなと思うようになりました。

プロポーズした日のちょうど1年後にパートナーシップ宣誓ができるように、これからいろいろ二人で決めていきたいと思います。

プロポーズをしよう!

彼女は記念日をあまり覚えないタイプでして、いつなら覚えやすい?と以前聞いたら、好きな数字が入った日!ということで、4ヶ月前からその日をプロポーズ記念日にしようといろいろ計画を始めました。

プロポーズするときに何を渡す?どこで渡す?なんて言って渡す?

彼女の性格を考えながら、レストランなどの人が居るところだと苦手だろうな、婚約指輪がほしい!というタイプではないだろうな、バラの花を大量に渡されてもその後困るだろうな、等々。

場所は自宅で、渡すものはバスペタルにして1年飾って、正式にパートナーシップ宣誓できた日に使うなんていいかなぁなんて考えたりしていました。

でもふと渡す花の候補を検索していたら、オレンジのバラに一目惚れして、赤みたいにど定番のものより、こういう明るい元気が出そうなカラーが彼女に似合いそう!と思って、オレンジのバラを渡すことにしました。

持ち運びはなるべく短時間にしたいので職場より最寄駅側で、お花屋さんを探して、相談に乗ってもらいました。

結婚式会場に飾る花やブーケの実績が多数あり、実際に足を運ぶと常時置いている花の数も他より少し多めで新鮮だったので、ここにしよう!と決めました。

猫ちゃんが食べても大丈夫な花で、プロポーズ用の花束を探していること、直径20センチくらいの小ぶりな花束で、そのお店のサイトのこのアレンジメントに使っているオレンジのバラを9本使ってほしいことを伝えてプロポーズの1ヶ月前に予約をしました。

わたしが一目惚れしたオレンジのバラはニンジンのようにしっかりしたオレンジカラーで、使用してもらうようお願いしたサイトに載ってた写真はシンディやブードゥーのようなオレンジのバラでした。(転載できないのでシンディやブードゥーを調べてみてほしい。すごく綺麗だから)

渡した後の手間がかからないようにしたいというとスタンディングブーケという、そのまま飾れる小さな花瓶付きのブーケを提案してもらえて、それでお願いしました。

毟ってやろうか?

※ここからはそのうちいい笑い話にできて何だかんだいい思い出になったな思うのだろうけど、今は消化できてない愚痴になります。

彼女の好きな色やイメージ、"パッと明るく元気が出る感じ"で、指定したそのオレンジバラをメインにサイトやお店にあったような素敵なものが仕上がってくるといいなとわくわくしながら迎えた当日。

猫ちゃんが食べても大丈夫か、あらかじめ使用した花の種類を教えていただくようお願いしていたので、当日のお昼にその件と、出来上がったブーケの写真を送ってもらうように連絡を入れました。

猫ちゃんに使っていいものかどうかはクリアしていたのですが、送られてきたブーケの写真はこれでした。

「え…いくらなんでもダサ過ぎひん?これでプロポーズしろって言うてる?葬式?仏花ではないけど雰囲気お供えやん。」

というのは一旦飲み込んで、明らかにお願いしていたバラの種類と違っていたので「お願いしていた種類のバラと違うように見えますが、お写真の兼ね合いでしょうか?」と聞くと「同じものが仕入れられなかったので優しいお色味でオールドローズ系のこちらにしました」と悪びれずに回答されました。

「同じ種類の花が仕入れられないとわかった時点で連絡が欲しかったです」と一言刺してから、「もっと色味の濃いオレンジのバラはありますか?追加料金はお支払いするので、花も包装も変更していただきたいです。包装はグリーン(彼女の好きな色)に変更してほしいです。」

とやりとりし、仕事を定時で終わらせてお店に直行しました。

とは言え当日にオレンジのバラがいくつもあるわけではなく、用意されていた他のオレンジのバラも色味が薄く、わたしが彼女に渡したいと思っていた色味のバラではありませんでした。

苦肉の策ですが色味が渡したい色味だったミニバラを使用し、9本のバラというのは諦め、ミニバラなので周りの黄色のガーベラもヤシ系の葉もバランスが合わなくなるので外してもらい、かすみ草とミニバラのシンプルなものにしてもらいました。

プロポーズするための大切な花を、こんなに適当に仕事してくれて、店で名前を名乗っても「あぁ、プロポーズの。」「オレンジというと他にはこれしかないですね」と淡々と対応され申し訳なさゼロなのが伝わってきて花の代わりに店員の髪の毛全部むしってやりたかった。

最後も「ご予約ありがとうございましたー」と送り出されるだけで「指定された花を用意できなくてごめんね」の一言も出てこない。サイトや店に飾ってあるあの、素敵なアレンジメントはなんだったんだ。

そんな荒れ狂うメンタルを帰宅までの時間でプロポーズモードに切り替え、彼女にバレないようにそっとお花を隠して、晩ごはんの後にプロポーズしました。

本来渡すはずだった9本のバラは「いつもあなたを想っています」という意味です。

渡せなかったけど、いつも彼女のことを思っています。これからもよろしくね。

@hibiyaeg
生活記録や考えたこと、昔話などを好きなときに綴るところ。