船出の準備の準備の…

Chiaki
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「なんだかちょっと見えてきたような気がするよね〜」と呑気なことを言う。締め切りも何もないので気楽なものだ。

牛の歩みで青い海への道をゆく。

海の頭はもちろん、白い砂浜、それを隠すヤシの木の姿さえ見えないし、暑い日差しのまばゆさもそこを吹き抜けていく熱風も、運ばれてくる潮の匂いもまだ感じ取れない。けれど、地図も広げないままでいるよりも何かは見えている。

第一段階ともいえないけれど、キリのいいところまでやってきてひと息ついている。少しずつでもこなしていけば終わるものだなあと単純なことにちょっと感慨深くなる。

まだまだまだ、これが終わっても(修正やら何やら待っているが)次があるし、区切りはあれども“次”というものは自分たちが飽きるまで永遠に続く。薄いノートを1冊使い切り、小さめのノートは半分を過ぎた。こうしたい、こうしていこう、これはどうかな? 迷いながらも辿っていく線は徐々に輪郭になり大陸が姿を現す。白紙の地図の1枚目がまだらでも少しずつ埋まっていくと、どこへ行きたいのか、その世界の話をできるようになる。最初の目的地を先日やっと話した。「それを回収しなくちゃね」とその遠い道のりを知ってなお呑気に笑い合う。

任せなさい、ここから始まってここへ戻ってくる、これはそういう物語だから。

今日のごはんはお刺身。あの魚屋さんのもの。新鮮で美味しかった〜 今度はフンパツしてお寿司買ってみようかなあ。寄るとついつい鮮魚をのぞいてしまう。(半額の辛子明太子も手に入れました)

@hica
思い出のまじった日記みたいなエッセイみたいなものを書いています。