なんとなくしっくりこない問題

Chiaki
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それはふとしたときにやってきて、だいたいはそのまま日々の忙しなさにうやむやのまま流れてゆく。“なんとなくこの格好しっくりこない問題(おもに普段着)”である。

ほんとうにこれ、ときどきやってきてはもやもやするのだ。出かけ先のガラス扉に映る自分の出で立ちに、えっこんな適当な格好してきちゃったっけ? と咎められたわけでもないのに焦ってしまうあの瞬間。そわっとしてしまう。だからといって何か試してみるわけでもなく「去年とおんなじ格好だし……」と誰ともなく言い訳をして(流行りの服装ばかりでもないので)曖昧にやり過ごす。でも確実に、日々の流れの水底に違和感みたいなものが小石のようにころころ転がっている。

好きなものを好きなように着たら良いと思うし、持っている服はひとつひとつは好きなものばかりで、なのにしっくりこないってどういうことだ? それってもったいない。ちょっとまじめに、自分が納得できる格好をしようと思い立つ。

要はバランスの話だ。普段着だからといって油断しすぎ=カジュアルすぎ、なのである。“普段”なので張り切りすぎる必要はないけれど、基本的にわたしは普段着を“ラクな格好”と思っている節がある。ああ、でもそうじゃないんだよな、楽だからって手抜きでいいってわけじゃないし、テキトーに見えたいわけでもない。好きなものを着て“こう見えたい”と思う自分とそこがちょっとズレているんだろう。

ということで最近はキレイめ2、カジュアル1でざっくりバランスを取っている。トップス、ボトムス、靴の3アイテムでの割り振りだ。シャツ、ハイウエストのスラックスでキレイめの割合を2としたら、足元はスニーカーでカジュアルの割合を1とする。そのルールを決めておくだけでずいぶん服選びが楽になった。キレイめアイテ厶を選べばそりゃキチンとみえるでしょ、って当たり前のことなんだけれども具体的に決めておくだけで全然違うものだし、何より自分で考えて納得するとまあなんというか心構えが違う。「こういう格好がしたい」という気持ち、それもいっしょにまとっているような気がしてくる。ちょっと大げさかもしれないけど。

なにもテンションの上がる服をいつも着る必要はない。気に入った服を着て自分の納得いく格好をすると、通院するだけでもコンビニ行くだけでもひやっとすることなく平穏だなと思う。そうやって日常を過ごせる服が、とりあえず今のわたしの普段着の最適解な気がする。

ふと、みんなどんなバランスで着てるんだろう……と調べてみたら、漫画『服を着るならこんなふうに』でドレス:カジュアルの割合は7:3がおすすめって、わたしそれ読んだ……! すっかり忘れていて、そうだよこういうことだよ、人って興味のないときまったく身につかないんだよな〜ということを実感。

今日のごはんはブリのカルパッチョ。おみやげにもらったソースがあったのでお魚屋さんでブリを柵で。わさび風味が心配だったけれど(苦手なので)良いのか悪いのかサッパリわさびの味がせず。腱鞘炎やっと良くなってきました。長かった〜

@hica
思い出のまじった日記みたいなエッセイみたいなものを書いています。