誉田哲也の世界観に惹き込まれてもう10年くらい。まだ上手く魅力を伝えられずにいる。 ハラハラする展開や話題性のある事件、繊細な心理描写など、秀でたところは多い。一冊の物語に詰め込まれたメッセージもたくさんある。そこから特に、自分にとって重要であると感じたものを記したい。・トラウマや悲しみとどう向き合うか・人に内包する狂気性と、その活かし方・尋常じゃない行動に隠された養育の背景文字だけで気分が悪くなるグロテスクな描写を乗り越えてまで消化する価値のある文章だと、薦めたい。読書hida1998年1月生まれ。マーケティングの仕事をしています。写真が好き。