やっぱり文学が好き

エンタメ小説も好きだけれどエンタメ小説は2時間くらいで読み終わってしまうから消費カロリーの高い純文学系が好き。「幽玄F」は読んでも読んでも終わらない気のする骨太な作品だった。一体行き着く先はどこなんだろう、と思える感覚は久しぶりだった。三島由紀夫作品ミリしらでもそれなりに楽しめたから、きちんと教養のある人ならもっと面白い作品なんだろうな(というのはどの純文学作品でもそうだが) 読んでいる最中ずっとトップガンマーヴェリックとPSYCHO-PASSの映画(須郷さんのエピソード)が脳裏にあって、あとは機体美と空への取り憑かれ感という点では風立ちぬを思い出していた。今はこういう自分の生活の半径にないようなテーマをベースにした作品がノイズがなくしっかり読めるのかもしれないなー。