祖母は昔から結構差別思想があるというか、他人を貶める発言を平気でするような人で、私はぜんぜん性格が合わないなあと思っている。
先日、『友人の息子は○○大学(関西の私立)卒で××銀行(地元企業)就職らしいよ、あなたの勝ちだ』というLINEが届いた。吐きそうになった。京大に行って来年から国家公務員になる私と比較しての発言なのだろうが、こういう選民思想というか学歴主義というか他人の人生を否定して自分の孫を褒めた気になっているのが本当に無理。こういう褒め方されてもなんも嬉しくないし不愉快。確かに自分はとにかく他人より偉くなりたいって気持ちを原動力にここまで走ってきたふしがあるけど、面と向かって特定個人の名前を挙げ比較されると気分が悪いです。あなたの勝ちだってなんだよ。私のことなんも知らんくせに。すぐ肩書だけで人を見る。実際は友人の息子の方が顔も性格もよくて大切な人に恵まれて故郷や家族への愛着もあって私なんかより日々ハッピーに過ごしてるかもしれないのに。
同じような事例で、この間帰省していたときは私の中高同期の親友の話になって、その子は今何してるのと訊かれたからコンビニでバイトして公務員目指してるんだって、と言うと、折角いい高校行ってたのにそんなことなっちゃう人もいるんだ、勿体ないねえそれに比べてあなたはえらいねえと言われたときも結構キレてしまった。自分の親友をそんな貶されて黙ってられるやつがおるかよ。そいつも人生頑張ってるし、そんなん他人の事情なんてわからんし、少なくともそいつは本当に聡明で頭の回転も速くて最高の人間なのに。
それで私が珍しく口答えしたら逆ギレされたし。『家庭の事情とかで大学に行けない人もいるんだしそれは違うでしょ』と言ったら、『でもあんただって母子家庭やのにお母さん頑張って働いて大学行かせてもらってるやん』って。いやそれとこれと関係なさすぎる。だからといってすべての家庭がそうじゃないやろ。おばあちゃんヒス構文。
本当に、自分が直接見たものだけが世界の全てだと思ってるんだろうな。でもこういう人世の中にたくさんいるんだろうなあ、そしてこれから社会に出るにあたってそういうたくさんの悪意に曝露されながら生きていかなきゃいけないんだろうなあ。怖いねえ。自分はこうならんように視野を広く持つこと意識して生きねば。