荒れた私のままでは

まよなか
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凪いだ海みたいな友人がいるのだけれど、その人に色々なことを話したいんだけど、その人は凪だから、荒れた私のままでは会いに行けなくて、どうしたらいいんだろうって思う。やっぱり自分で自分を撫でてあげられるようにならないといけない。

Iとは基本的にずっと近況報告とかなんかそういう類の薄い話しかしなくて、それは私にとっては結構珍しいことで、オチのない誰にも伝えなくていいような日々のあれこれを全部共有したくなるのはほんとうに不思議なことだなと思う。だからそれで十分で、それ以上の深い話、自分がいっつもじめじめグルグルと考え込んでいる懐疑とか憂鬱とか後ろめたさとかその辺りのことを議論する相手ではないなっていうのは肌感としてある。けど、私はそういう話なしには生きていけないたちだから、でもIにそういう話はしたくなくて、でもしんどいときにこそふとIと話したくなるんだけど、でも、のスパイラル。

多分分業制にしたほうがいい。薄い話要員と深い話要員、そりゃどっちもできるひとりがいればいいけど、ひとりずついれば実質同じことだからな。

どの基準で恋人を選定すればいいのか最近いよいよわからなくなってきた。以前までは絶対深い話をできる人じゃないとムリって思ってて、ってか近況報告とかそもそも必要性を感じてなかったんだけど、でもそんな自分が近況を知りたいって思っちゃう相手こそがほんとうに好きな人なのでは?みたいなことも思うから、もうわからなくなってそれもあって恋人と別れたんだけど別れてから尚更わからなくなった。

あの人もこの人も全部好きなんだけど好きの質はひとりひとり違ってて、どれがほんとうの好きなのか見分けがつかない。どれもほんとうの好きなんだけどな。でも恋にするならひとつだけなんでしょう?だから全部恋じゃないって叩きつけてやった。そのために別れた。

でも多分深い話できる人ってのはマストなんだろうなあ。とか。堂々巡り。

@highway0
見られたくないようで見られたい、聞いてほしいけど聞かせられないような、そういう思考