2025年7月 活動報告 表紙のご依頼と再販データの作成とノベルティ

hiino
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公開:2025/7/26

一ヶ月に三回入稿したなんて新記録すぎて素晴らしい(自画自賛)、そんな7月でした。

ご依頼のデータ作成は他にもあり、がんばったなぁ

表紙のひょんなご依頼

分室で表紙作ってくれる人いませんか?とお探しの方がいらっしゃいました。私がやりましょうかと言って、ご指名いただきお引き受けしました。

印刷はご自分用に一冊作るためのものということだったので、そりゃ適当に作ってはいけないねと思いまして。ラフを元に着手。

印刷を頼むのはちょ古っ都さんということだったので、テンプレートがないため、こちらでイラレ指定サイズのアートボードにトンボをつけたデータ(背は手動でパスを配置)を作り、画像を配置。

以下、ビフォー(の状態に近い、素材並べただけ画像。素材はいずれもぱくたそ様より)そこまでの作業は依頼されてないけど、撮影時の歪みを取って色を直した画像素材に多少の処理をここからしてスタートです。

表1:提供されたキャラクターの素材を置いて、色味の感じを見て背景を再調整。さらに、あらすじから見ても春のイメージがいいなと思って(最初にご提案いただいた素材は桜の入ったものでした)、手持ちの素材で透過にした状態の桜があったので、それを置いて空を拡張しサイズ調整し直しました。これは左右反転。

画像とイラストの組み合わせは、画像の方が陰影がついて細部まではっきりしている分リアリティがあり過ぎてしまう……そこから全体的に絵画調になるように強めの加工を入れてからぼかし、陰影もコントラストを下げて、春らしい明るい雰囲気でまとめました。

タイトルは、文字を少し斜めにしてドットラインで左右をそれっぽく強調したら、いい感じになりました。

(このドットラインは、破線を使ったのですが、分解すると変なことになってしまう。パスのアウトラインをアピアランスでかけて、分解をした……?あとでデータを確認するか再実験をしましょう私へ。)

表4:こちらも桜を入れ、ご依頼にはなかったけれど少し空間が空いて寂しい気もしたので、あらすじを引っ張ってきて、四角の中に入れて、表1とバランスを取ってみたり。イラレで半透明を使った場合は画像化するほうが安全なので、背景は全てラスタライズしてから、文字のアウトラインを取りました。

しばらくして、出来上がりの画像をいただきました。(掲載許可済)

見てください、ミランダスノーホワイトのキラキラが魔法学園ぽいですし!なんだかとってもいい雰囲気に印刷してもらってある!ありがとうございます!

お役に立てて嬉しいなぁ。

疑似小口染め用の枠を作りました

「真っ黒な本を作りたい」というご相談が分室にあり、黒い表紙に黒の小口染め+疑似小口で演出を巧妙に隠す、ということになりまして、その疑似小口染めの枠のご依頼がありました。最終納品は、600dpiグレスケ透過png。

一太郎はページ機能を使うと透過pngの「コ」の字型の枠素材を左右配置できるらしい。メモ。

自分メモ: DM添付だと画像サイズが変わってしまうみたい…!ファイル受け渡しサービスを使おう!

自分メモ:書き出しはフォトショで画像を作りましょう(イラレ書き出しだと下部に隙間ができる、ここで戸惑わせてしまった……次があれば画像にするときはフォトショで規定サイズを新規作成し、イラレからクリッピングマスクのないものを配置、位置調整してから出すこと!)

真っ黒本……素敵なものができそうでわくわくですね…うさぎは想像してぴょんぴょんです…!

並行して、ご依頼引き続きの作業

これは秋まで待っていただけるとのことなので、ごめんね待ってて棚へ。すまーん


ここから自分の本、三回入稿した記録。

① 短歌集の再販 其の一、クリア箔の「トウメイヒョウホン」

おかげさまで再販となりまして!箔押しがあるので、他の予定に先駆けて印刷をお願いすることに。

少し仕様を変えて、表紙は偏光オーロラペーパー ブルー。前回の濃いブルーは、偏光がピンク系でベースがラベンダー発色に見える紙だったので、普通のブルーの方が見た目青めに出ないかな?という疑問と期待のみで決定。外れるかもしれない。

本文カラーをピンク、遊び紙をタントキラピンク系、紙は白くてほんのりざらっと感のあるモンテルキア。本文用紙を変更したら背厚が3→4mmになったので、表紙データを少しいじり直しました。(白版の処理を表1,4で少し変えていたので、今回は揃えてみた、相対値ではないので見た目が変わるだろうか)

前回はとびらが濃く出て、階調があまりなく重たくなってしまったので、今回は軽めを意識して組み直しました。

これはどう仕上がってくるのか、楽しみです。来月頭に来る予定。

……だったのが、なんと月内に届きました。

詳細はまた来月に回します。

②-1 + トウメイヒョウホンの、クリアカバーを作ることに。

トウメイヒョウホン、偏光ペーパーにマットPPは傷がとても目立つので、今回はクリアカバーをつけることにしました。

しかし悩ましいのは、すでに一度は完成形とした表紙に上から何を足すのか…?という点。新しいモチーフは付け足したくないので、悩んだ挙句、透明箔のヘビのモチーフを延長し、うねうねさせ、プラス、タイトルが表1,4で表記が違うので、少し補う形に文字を置くことに。

蛇はグラデーションの透過、文字を白印刷用。

クリアカバーに色を乗せて透過させたときの色の見え方がかなり謎なので、おっかなびっくりです。下が偏光ペーパーだし濃すぎても雰囲気壊れるかなとか、薄すぎたら見えなくなるかも、とか、迷って迷って…!

しかしやってみねば何も分からん!というわけで、テスト的に、行っちゃいます…!うまく出てくれえー

自分メモ:クリアカバーは背幅6mm以下はないので、6mmのテンプレートにムリヤリのせる。表1さえずれていなければ、折り込み部分で吸収できるはず。(本当は背は4mm)

自分メモ:入稿時に「パスが残っている」とアラートが出るのでベクターマスクは使わない、フォルダの入れ子にすること

この画像は、表紙に重ねたときの配置位置チェック・イメージ確認用につくったもの。表紙はもっと強く見える予定、擬似的にクリアカバーの方だけドロップシャドウをしています

③ 短歌集再販 其のニ、金インク黒色上質→コラージュ新装版

なんと完売してしまったファースト短歌集「低速シンクロ」、これも再販することにしました。

初版の黒い紙に金インクでの印刷、装丁マニアからは喜ばれたのですが、一般的には「だから何?」という感じだったかもしれない。ペラいのに妙にお高いし。そして、一年在庫になってしまった理由として、ビジュアルがターゲット購買層にマッチしなかった、という気がします。

⭐︎ 表紙 ⭐︎

というわけで、お手頃価格ワンコインでお試し購入につながるように、標準的なコート紙にフルカラー印刷、見た目カジュアルへ振ってみましょう!

目を引いて見栄えのするデザイン、できればパッケージとして購買欲をそそるようなものを。と考えて、コラージュにしてみました。

実は、地方イベントについて調べてみたら、どうやらハンドメイド等も混ぜ混ぜのオールジャンルぽくてですね…ハンドメイド勢が強いことを念頭に、その層にウケそうなもの、と考えたのです。当たるか外れるか、皆目見当もつきませんが。そして参加できるかどうかもまだ分かりませんが…

表紙のコラージュは、収録した短歌に詠み込まれているモチーフを寄せ集めておいて、読み終わった後で表紙を見返したら「あ、これは」と思ってもらえないかな、という趣向。楽しんでもらえるかなぁ。

⭐︎ 本文は二色印刷 ⭐︎

ピンクとシアンで可愛い目を目指しました。これもウケるかどうかが謎。狙いすぎている気もしなくもない…!

二色印刷用のデータの作り方:

まず画像素材を入れる場合には、フォトショでCMYKにして、チャンネルミキサーという機能でシアンとマゼンダへイエローとブラックを移し替えます。(最終的にはおたさんはマゼンダとブラックでデータを作らなければならない。が、見た目の組みやすさを優先しC+M。あとでもう一度チャンネルミキサーでBK+Mに振り直す必要があり、これで画像は劣化するのかどうかが謎&心配)

文字なども全てCMのパーセンテージ分けの掛け合わせで配色を決め、CMYKモードで組みます。ここはイラレ。

いけるかどうかも分からないのに、グラデーションを使いまくってデザインをした強気。

うまく行くかどうか、これも入稿してみないと分からない…!やってみましょう…!

こんなふうになるといいなの図

これも月内に届いたので画像だけ載せておきます、詳細は来月。

ノベルティ(これはクリアカバーと一緒に入稿なので②-2

おまけには、使った素材でコラージュをして遊べるようなクリアシールをつけることに。

→A4ペラ・セルフカットシートなら発注枚数が10枚から。お値段1500円くらいでいける。やった。

これにA6サイズのシート2種類*2を入れる形にしました。このサイズなら発送時も特に困らないはず。パーツを並べて、白版作って透明の部分と分けて、データ作成。なかなか楽しいことになりました。

これを、トウメイヒョウホンのクリアカバーと一緒に入稿すると5000円超えるのですね、新刊カードが一枚手に入ります。やったね。

自分メモ、白版の作り方:

画像にボケがある場合(飛行機雲、桜の花)、範囲選択を作ってからマスクの方へトーンカーブで白黒ほぼニ値化(グラフ線がほぼ垂直)を適用。ボケが消える分少し小さくなるので、印刷時にさらに2px縮小かけたらどうなるか、必ず確認すること。

自分メモ:入稿時に「パスが残っている」とアラートが出るのでベクターマスクは使わない、フォルダの入れ子にすること(何回目

これは白版と透過部分の確認用に背景色をしいたもの。ガラスとかシャボン玉の一部とか空とか水の部分だけ透過になる感じです。


ここから作業中のはなし。

秋に出したいSS集

二次創作SS集、テーマ春。幼少期の推しが忙しい相手(大人)のために自分なりの癒しを提供しようとするほのぼのファンタジー話。

佳境へ来ました、苦戦中。リライトなので書きたいことは決まっていてラストもほぼ決まっているのに中だるみしているような気がしてならない…でも書き終わってから調整する方が絶対にいいから、この先を書くことを頑張ります。

やれば終わる。書けば終わる。頑張りましょう私。

そんな7月でした。総評:よく頑張りました!

@hiino
このうさぎには角があります 兎に角というやつです