集中力がない自分が工夫していること

hikaru_55
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 私は集中力がありません。今回はそんな自分が工夫していることを紹介したいと思います。

さっさと集中する

 集中力と一口にいってもいろいろあります。

 例えば、平常から集中状態に入るまでの時間が長いか短いかも、一つの重要な観点になってきます。なかなか宿題をやる気にならず、ゲームとかスマホをいじってしまい、ちゃんと宿題に取り組むまでに時間がかかる人もいるかと思います。あるいは、やるぞと思ったら間髪入れずに深い集中に入り込む人もいると思います。

 集中のピークに達する時間を短くすれば、その分の時間を節約できます。

 幸い、私はこの「ピークに達する時間」は普通の人レベルといった感じがするので、あまりこの点に懸念は抱いていないのですが、それでもその時間を短縮するメリットはありそうです。例えば私が実際にやっていることは下記の通りです。

  • 作業前のルーティーンを決めておく(コーヒーを淹れる、音楽をかける)

  • 30分や1時間など、時間を区切って作業する(「30分だけ集中して作業する!」と決めてしまうと、案外すぐに深く集中できる

  • とりあえず何も考えないですぐに着手する(集中力はやっているうちに上がっていくはずなので、さっさとやり始めるのが大事)

 めんどくさい作業や、個人的に好きではない作業だと、やはりいつまでたっても着手せず、ダラダラしてしまいがちなので、そういうときはスモールステップ的に「さっさと着手する」ようにしています。

深く集中する

 集中が浅いと、すぐに他のことに気が散ってしまい、本来やりたかったことが中途半端になってしまいます。結果として生産性が下がってしまいます。深く集中するためにやっていることは、例えば下記のようなことです。

  • チャット通知をオフにする(余計な情報を遮断する)

  • ポモドーロ・テクニックを使う(短期的なサイクルで集中と休憩を繰り返すことで、集中の質を上げる)

  • 朝の始業前の時間を有効活用する(会議がなく、起床後の冴えた頭を使えるので、より集中できる)

  • 音楽を聴いたり、いい匂いの香水をかけたりしてリラックスする

 チャット通知をオフにするのが非常に効果的でした。どうやら私の集中をさまたげていたのはチャット(Slack)をダラダラ見てしまうことのようでした。常に即レスを求められるような環境でもないので、チャットを覗くのは30分に一回などにすることで、深く集中できるようになりました。

長く集中する

 私はこれが苦手です。長時間集中することができません。すぐに疲れてしまいます。

 イメージとしては、私がRPGのキャラクターだとすると、MP(マジックポイント)が少ないのです。だから魔法を少し唱えたらすぐに空っぽになってしまう。後は役立たずです。普通の人のMPが100だとしたら、私は60くらいしかありません。これは困りました。

 RPGでMPが切れたらどうするでしょうか? 宿屋で宿泊するという方法があります。つまりその日は寝てしまって、明日体力の回復を待つという戦法です。これは極めて有用で、必ずMPが回復するものの、その日はもう戦闘できなくなります。

 次に有用なのが、ポーションを飲んでMP回復を狙う戦法です。私にとってのポーションは下記です。

  • 甘いものを食べる(+5MP)

  • 15分くらい仮眠を取る(+20MP)

  • コンビニに行ってくる(+5P)

  • 瞑想する(+10MP)

  • ストレッチをする(+5MP)

 個人的には、仮眠を取ることが非常に効果的でした。特にMPが0に近い状態になったら、正直なところちょっとやそっとではMPが回復しないので、さっさと仮眠を取るようにしています。

集中力を要するタスクを理解しておく

 私はRPGで言うところのMPが少ないので、当然「どの魔法がどれくらいのMPを消費するのか」を把握しておく必要があります。それを把握しておくと、どの作業にMPを優先して割くべきか、判断することができます。私の場合、イメージとして下記のようなMP消費となります。

  • 会議に参加する 10MP

  • 会議でファシリテーションを担当する 25MP

  • チャットで誰かとやりとりする 5MP

    • ただし難しい話題だと、10~15MPを消費する

  • コードを1時間書く 20MP

  • 障害対応を行う 25MP

 私の場合、会議でファシリテーションを担当すると、MPを多く消費してしまうようです。必要に応じてファシリを交代してもらうか、どうしても自分が担当しないといけない会議であれば、他の作業の消化具合が多少犠牲になることをあらかじめ予期しておく必要があります。

集中するのってコスパが良い?

 仕事のできる・できないは色々な観点があるわけですが、集中力に関しては工夫次第でなんとかできるわけなので、意外とコスパがいいのかもしれません。