最近は息子が寝ている時間が短くなって、中々ものをまとめて書く時間がとれない。困ったことだけれども、起きている時間が長くなったということはひとえに成長であるから、喜ばしいことではある。とりあえず近況として、今日、保育園に受かり、春から完全に地元に戻ることが確定した。夫が春から横浜に赴任することになり、単身赴任の話は無くなった。まだ京都の任期が残っていたのに、執念の男である。キャリアを邪魔しているようなら申し訳ないが、帰ってこなくてもいいよ、とも言えないので、素直に喜んでおくことにしている。今週末は部屋を探しに埼玉に戻ることになった。
よく行く公園も住み慣れた部屋もプールとも母子でくっついて一日中過ごす時間とも、あと少しでお別れだ。
今、息子は何も知らずに眠っている。かわいそうな気がするけれど、本当は、かわいそう、と思う私こそが、私の哀れみの対象なのだと思う。息子はこの土地で過ごしたことをすべて忘れて、これからいくらでも、私の与り知らぬ場所で経験を積んでいくだろう。老いたるものばかりが過去を名残惜しむのだ。